林原めぐみのTokyo Boogie Night 林原めぐみのTokyo Boogie Nightの概要

林原めぐみのTokyo Boogie Night

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 02:56 UTC 版)

林原めぐみのTokyo Boogie Night
ジャンル アニラジ
インターネットラジオ:林原めぐみのTokyo Boogie Night
愛称 ブギー、TBN
配信期間 1992年4月11日 -
配信サイト TBSラジオ
配信日 日曜 24:00 - 24:30
配信回数 1600回[注 1]
配信形式 録音[注 2]
ネット局 ラジオ関西
パーソナリティ 林原めぐみ
ディレクター 柴田和江[注 3]
プロデューサー 宿利剛
ミキサー 矢野要
提供 キングレコード
テンプレート - ノート
プロジェクト アニメ
ポータル アニメラジオメディア

概要

リスナーからのお便りとそれに対する林原のトーク、およびキングレコード(2016年1月31日まではスターチャイルドレーベル名義)の楽曲紹介を基本に進行する30分番組である。TBSラジオサイトの番組紹介欄では「声優界のトップを走り続ける林原めぐみ。ラジオの彼女は、どんな時もリスナーの味方。一度聴いたらハマリます。来週も絶対See You Again!」[1]、TBSラジオフリーマガジン「TBSラジオプレス」の番組表では「カリスマ声優の本音トークと音楽をお送りします」[2]とそれぞれ紹介されている。

番組開始当初は林原めぐみのフリートーク15分に加えて、関西で放送されていたラジオドラマ番組『熱血電波倶楽部』を関東でも放送するという目的で、両15分ずつを合わせた30分番組としてスタート、熱血電波倶楽部がドラマではなくトークとなる回は「30分丸々DJスペシャル」として林原のトークで進行。2000年2月にドラマパートが完全終了してからは現在の番組の形となっている。

声優がパーソナリティを務めるアニラジとしては、東海ラジオmamiのRADIかるコミュニケーション』や文化放送『ノン子とのび太のアニメスクランブル』、自身の『林原めぐみのHeartful Station』などの番組の放送当時はそれに次ぐ歴史のある番組であり、現在では放送年数が30年を越える長寿番組である。林原は2015年3月まで、ブログやTwitterでの情報発信を一切しておらず、ファンクラブも存在しないため、ファンにとっては林原の普段の出来事や新曲発表などの情報が得られる数少ない場となっていた。

お便りが紹介されたリスナーには「リスナーのしるし」として靴ひもが送られる。ゲストが番組に来た場合には、ゲストと林原の寄せ書きサイン色紙、キングレコード関連グッズが出されることが多い。TBSテレビのバレーボール応援グッズがプレゼントになったこともある。林原がプレゼント告知を忘れた場合でも、ゲストからのプレゼントは用意されている。

後述するように通算放送回数が100回を達成するごとに記念として公開録音イベントが行われる[注 4]。この公開録音は林原が活動方針上、キングレコード主催の「KING SUPER LIVE 2015」(2015年6月開催)等の例外を除き、コンサート活動を行わない代わりとしてファンへの感謝の気持ちもこめて抽選による招待ではあるものの参加費無料で開催される。公開録音の模様およびそのライブパートは、林原のアルバムの初回特典として映像化されているものがある。アルバム『VINTAGE A』(TBN400回記念)、『feel well』(TBN500回記念)、『Plain』(TBN600回記念)、『CHOICE』(TBN900回記念)の各初回版特典DVDもしくはVHS(『Plain』のみCD)でそれぞれの模様を確認できるが、単品の映像作品としては販売されていない。しかし、2016年2月にスターチャイルドが第三クリエイティブ本部に統合されたことでこの活動方針が通らなくなったといい[3]、2017年6月11日に「1300回突破記念公開録音」の会場である中野サンプラザにて公録後に初の単独ライブが開催された。

番組は、スタジオ収録を含めてキングレコードが制作しているため、TBSラジオは制作に関わらず、各放送局は番組の送出のみ担当している。郵便物の宛先もキングレコードで、キングレコード「林原めぐみTBN」係で番組に届くようになっている。番組宛てで、林原にプレゼントを贈ることも可能である。

2015年5月9日に開催された「1200回突破記念公開録音」では、当選観覧者の約8割が聴くだけリスナーであることが判明。会場で林原が自らハガキの投稿を呼びかけ、それによってそれまで聴くだけリスナーだった聴取者もハガキを投稿するようになった。しかし、新規投稿者のハガキも採用されてはいるものの、その数は非常に少数であり、依然として常連投稿者のハガキが優先的に採用される傾向にある[注 5]ため、この採用傾向には懐疑的な意見もある。1300回公録の際にも当選観覧者の約半数が葉書・メールを出したことのない「聴くだけリスナー」であることが判明している。一方で、1200回公録までの時点では「聴くだけリスナー」だったが僅か2年間の間にハガキが採用されやすくなる常連投稿者に転じた者も居る。

テーマソング

オープニングテーマ
エンディングテーマ
挿入歌(CMフィラー
  • がんばって!」のサビの部分(1994年 - 2016年)
    番組内のコマーシャルは2本づつ3回(オープニング後・番組中盤・エンディング前)放映されるが、2016年9月まで放送していたネット局の中には2本目のコマーシャルの代わりにこの曲を使用したジングルが流れていたところもある。

「Tokyo Boogie Night」の原曲は、OVA『機動戦士SDガンダムMARK-III 宇宙の神秘・大作戦』のエンディングに使用されたもので、林原めぐみと本多知恵子によるデュエット曲であるが 当ラジオ番組に使用されているのは林原によるソロカバーとなとなる。

提供クレジットは番組開始当初より堀内賢雄によるものである[注 7]

挨拶

お決まりの挨拶として、番組冒頭では「皆さんこんばんは、林原めぐみです。一週間のご無沙汰いかがお過ごしだったでしょうか[注 8]」、番組終了時に「来週も絶対See you again. お休み、バイバイ[注 9]」がある。

主な歴史

1991年平成3年)
1992年(平成4年)
  • 4月11日より、番組放送開始。TBSラジオ関東ローカル)での放送で、番組テーマ曲「Tokyo Boogie Night」の歌詞同様に「午前2時」である土曜26:00からの放送であった。また同日より『熱血電波倶楽部』が東海ラジオでのネット開始。
  • 8月1日バルセロナオリンピックの中継放送のため、番組唯一の完全放送休止。
1993年(平成5年)
  • 2月6日より、『熱血電波倶楽部』をネットしていた東海ラジオが当番組のネットに切り替え。これによりTBSラジオのみの関東ローカルからTBSラジオ・東海ラジオの2局ネットになる。
1994年(平成6年)
  • 1月1日(第90回)より、「リスナーのしるし」としてノベルティの靴紐を採用者にプレゼント開始。
  • 10月15日(第131回)より、TBSラジオでの放送時間が土曜日25:30に変更された。
1996年(平成8年)
  • 4月13日(第209回)より、TBSラジオでの放送時間が土曜日25:00に変更された。
  • 10月25日JRN系『金曜UP'S』にて『林原めぐみのTokyo Boogie Night スペシャル』が2時間生放送された(スペシャル番組を参照)
1997年(平成9年)
  • 4月13日(第261回)より、TBSラジオでの放送時間が日曜日23:00に変更された。
1998年(平成10年)
  • 4月1日に行われた放送300回突破記念公開録音イベントのアンコール時に、突如ウエディングドレス姿で舞台に登場。イベント2日前の自身の誕生日に入籍したことを発表し、ファンを驚かせた。
  • 4月12日(第313回)より、TBSラジオでの放送時間が日曜日24:00に変更された。
2000年(平成12年)
  • 2月6日(第408回)に放送された『それいけ!宇宙戦艦ヤマモト★ヨーコ』を最後に熱血電波倶楽部のラジオドラマが終了。放送開始当初より、後半15分部分にラジオ番組『熱血電波倶楽部』のラジオドラマパート、また熱血電波倶楽部がドラマパートではなくDJパートを放送する際には引き続き林原のDJパート(30分まるまる林原DJスペシャル)を放送していたが、これ以降は毎回林原のDJパートになっている。
2001年(平成13年)
  • 3月、TBSラジオゴールデンマイク賞を受賞[注 10][4]
  • 5月、TBSラジオナイスプレー賞を受賞。
  • 10月1日、TBSラジオでは、冒頭に放送免許承継アナウンスが挿入され1分繰り下げ[注 11]
2003年(平成15年)
  • 10月26日(第599回 → 第600回)にて、後述するように過去に重複放送が在った旨を告知し、この回の放送を以って放送回数を599回から600回に修正する旨を番組内で発表。
2007年(平成19年)
  • 5月21日、番組への投稿手段として、電子メールを一部解禁。
2011年(平成23年)
  • 6月26日の放送で、放送回数1000回を達成。
2012年(平成24年)
2013年(平成25年)
  • 5月26日の放送で、放送回数1100回を達成。
2014年(平成26年)
  • 10月26日のTBSラジオの放送において、編成上の都合で通常より1時間繰り下げ。プロ野球中継の延長などの遅れを除き日曜枠に固定化されて以降初となった。
2015年(平成27年)
  • 4月4日(第1197回)より、『林原めぐみのHeartful Station』の放送終了に伴う補完の目的でラジオ関西がネットを開始。
  • 4月26日の放送で、放送回数1200回を達成。
  • 12月よりTBSラジオの放送においてFM補完放送開始。番組冒頭のコーナーである「早口言葉への挑戦状」においてもFM補完放送に関するものだった。
2016年(平成28年)
  • 2月7日の放送より、キングレコードの組織変更により提供クレジットが「スターチャイルドレーベルでお馴染みの〜」から単にキングレコードになる。郵便物の宛て先も「キング・アミューズメント・クリエイティブ本部」宛に変更された。これによって、オープニングとエンディングにおける堀内賢雄による提供読みナレーションから「スターチャイルド」がアナウンスされなくなった。2016年3月6日放送分において、ハガキの宛先の記述が「KAC本部 めぐみのTBN」でもハガキが届くことが証明されている。
  • 7月2日、林原めぐみ公式ブログにて、TBSラジオでの2016年の「第24回参議院議員通常選挙」の開票特番における番組休止措置として、7月10日放送分(ゲストは水樹奈々)を1週間遅れの7月17日の24:00からに、本来の7月17日放送分を4日後の7月21日の20:00からに、それぞれ日時変更することで対応することを発表[6][注 12]。原則選挙特番ではTBSラジオは放送休止・代替放送なしとなるため(#放送回数についてを参照)、この時の様に代替放送をすることは極めて稀な事例となった。
  • 9月11日放送分(第1272回)にて、10月よりTBSラジオラジオ関西の2局のみとなることが発表された。その補完としてWEB配信がスタートする旨が合わせて発表された。放送の翌週火曜に林原のアーティストサイト『MEGUMI HOUSE』と『ラジオ関西 アニたまどっとコム』のインターネットラジオ『別冊ラジ関』にてWEB配信され、パソコンの他、スマートフォンなどでも聴取可能となった。
  • 10月12日放送分より、上記の通り2局のみでの放送となる。
  • 10月4日WEB配信スタート。
  • 12月31日1月1日放送分(第1288回)は、2局の放送日が年末年始を跨ぐため、初の2局別内容の放送となった[注 13][注 14]。ただし、過去にも放送局によって放送日が年末年始を跨いだ事例は数回存在する。
2017年(平成29年)
  • 3月26日の放送で、放送回数1300回を達成。
  • 10月22日放送分が「第48回衆議院議員総選挙」の開票特番により、TBSラジオは放送休止。ラジオ関西のWEB配信『別冊ラジ関』が終了し、『ニコニコ動画 アニたまどっとコムチャンネル』に移行された。
  • 12月31日深夜のTBSラジオ放送分が大晦日特番による編成上の都合により通常より30分繰り下げ。編成都合による時間変更は2014年10月26日放送分以来、約3年2ヶ月ぶり。
2018年(平成30年)
2019年(平成31年・令和元年)
  • 2月24日放送で、放送回数1400回達成。
2020年(令和2年)
  • 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、4月12日放送分から5月31日放送分まではスタジオ収録ではなく、林原の自宅にてテレワークの形で収録された音源が放送された。このような形式での収録・放送は番組史上初であり、テレワーク収録1週目の放送では番組冒頭のコーナーである「早口言葉の挑戦状」において成功・失敗の判定音が鳴らなかった(結果は成功)。2週目(4月19日放送分)以降は「早口言葉の挑戦状」の判定音が通常通り鳴っていた。
  • 6月7日放送分よりスタジオ収録を再開。
2021年(令和3年)
  • 1月24日放送で、放送回数1500回達成。
2022年(令和4年)
  • 12月25日放送で、放送回数1600回達成。
2023年(令和5年)
  • 12月31日深夜のTBSラジオ放送分が大晦日特番による編成上の都合により通常より1時間繰り下げ。編成都合による時間変更は2017年12月31日以来、6年ぶり。

聴取率について

明らかになっているものでは、同時間帯聴取率1位継続という長年の功績により2001年3月にゴールデンマイク賞[注 10][4]、4月2週目の調査において単独首位となったことで同年5月にナイスプレー賞を受賞したことを番組内で公表している。また、2007年のインタビューでは「聴取率は変わっていない」と発言しており、同年12月の調査では主要民放局シェアにおいて調査対象となる男女12 - 69歳全体でニッポン放送と同率首位であった[7]

放送回数について

第1回放送から現在までの間にTBSラジオでの番組休止等の影響により、暦上の放送回数・実際の放送回数・番組内で告知する公式放送回数には若干のズレがある。

  • TBSラジオのみだった1992年8月1日放送分はバルセロナオリンピック中継のため完全に休止となっている。これ以降はネット局が増えて

いずれかの局で必ず放送されているため、暦上の放送回数と実際の放送回数には1回分のズレが発生している。

  • 放送500回達成の頃まではいずれかの局で放送があった場合には放送回数にカウントする方法を採用していたが、600回を迎える頃には番組内での放送回数の告知がTBSラジオを基準とする方法に変更されていた。600回以前までに「TBSラジオで休止・振替放送無し/ネット局では放送」という週が3度あるため、両者に3回分のズレが発生している。その後、TBSラジオでは何度も放送休止となっているがカウントはされていることから、ズレを残したまま以前のカウント方法に戻っている。
  • 第599回放送(2003年10月26日放送分)の時、かつて1回分だけ放送回数が重複している旨を告知している。それは1997年10月19日放送分(第288回)のことで、前番組のプロ野球日本シリーズヤクルトVS西武』戦中継延長によりTBSラジオは放送中止となった。しかし、他局では通常通り放送していたため、TBSラジオ以外では同じ内容を2度放送するという現象が生じた。林原はこのことについて重複放送分も1回としてカウントすることとし、この第599回目の放送を第600回目に修正する旨を番組内で発表した。この第288回放送は1997年11月2日27:00[注 15]から放送され、当時番組内で放送されていたラジオドラマの進行も第289回放送のものと順番が入れ替わる逆転放送となった。
  • 放送日が選挙の投票日と重なった場合、各局では特番を編成するため時間変更や休止がある。1997年春改編から日曜日に移動をしたTBSラジオでは原則休止になることが多いため、上記のカウント回数でいくと、実際の放送回数と番組で発表されている放送回数とは数回程度ずれが生じていることになる。
  • 後述する1996年10月25日(25:00 - 27:00)に放送されたスペシャル番組は放送回数にカウントされていない。

ゲスト

本番組には、共演作などを通じて林原と交流がある声優・歌手が多くゲストに呼ばれる[注 16]。その関係上、ゲストは林原と同年代の人物が多いが、旧スターチャイルドの関係者である場合は若年層のゲストが呼ばれることも多い。『林原めぐみのHeartful Station』が放送されていた時代は同番組にゲスト出演した人物が同じ週の本番組にゲスト出演することが大半であった。

ゲストは番組の冒頭に行なわれる看板コーナーでもある「早口言葉の挑戦状」に挑戦するが、ゲストの成功・失敗は色紙のプレゼント可否に影響しない。ゲストは基本的に前半パートのみの出演であり、30分フルで出演することは稀である。30分フル出演はどのような経緯で決まるのか不明[注 17]。ゲストが後半パートから出演することもあるが、これは極めて稀な例であり、数えるほどしか事例が無い。ゲストについては基本的に事前告知するが、林原が告知を忘れる場合もあり告知なしで出演する事もある。また、ゲスト出演の予定が無くても急遽出演が決まる場合もある。稀に乱入が発生する場合もあるほか、急遽変更になる場合もある。番組初のゲストは大月俊倫だった(第5回放送)。

現在ではゲストの2週連続出演は稀であるが、初期は2週連続で出演するということがよくあり、番組初の2週連続ゲストは水谷優子だった(第9回放送・第10回放送)。2016年3月20日放送分にゲスト出演したのは「ハートフルステーション」でアシスタントいう形で共演していた保志総一朗であったため、「前半パートはゲスト、後半パートはアシスタント」という珍しい形式での30分フル出演となった。2015年には小学生時代から林原のファンであり「こども電話相談室」で「声優になりたい」と林原に相談をした洲崎綾がゲストで登場した。洲崎は自身のラジオ番組で、林原のリスナーであり、高校時代には深夜バスで初めて上京して公開録音に参加したりと、ヘビーリスナーであることを常に話しており、その番組を聴いていた番組リスナーから林原へのメールがきっかけとなり出演が決定したという珍しい出来事もあった。その後も林原は公開録音などの関係者席に洲崎を招待しているなど親交があるとされる。

2018年4月8日放送分では、たかはしごうが後半パートから出演した。たかはしは本来、出演予定はなく、収録中に林原によって番組に呼び込まれ急遽出演することになった。後半パートから出演するのは2016年1月3日放送分にゲスト出演した上坂すみれ以来、2年3か月ぶりである。

その他

  • 他のキングレコード提供番組で多く導入されている電子メール投稿は、林原本人が「ハガキの温もりを大切にしたい」[注 18]「コンピューターの文字よりも、手書きのほうがリスナーの喜怒哀楽の表情がわかりやすいので好み」[8]という意向で番組の開始時から長らく受け付けていなかった[注 19]2007年5月21日放送分から「早口言葉の挑戦状」と「電波私物化コーナー」に限り、番組放送開始15年目で初めて受け付けるようになったが、その他のコーナーは引き続き郵送手段でのみ投稿を受け付けており、現在も実質的にはハガキ投稿中心の番組となっていたが、2011年2月6日放送分(第980回)からは「ゲストへのおたより」、「プレゼント応募」、「質問箱」も「MEGUMI HOUSE」の投稿フォームで受け付けることを番組内で発表した。
  • TBSラジオ・HBCラジオ・ラジオ福島・北陸放送・ラジオ関西・中国放送・KBCラジオの7局では一つのCM枠に20秒のCMが2本流されるが、IBC岩手放送・東北放送・新潟放送・信越放送・静岡放送・東海ラジオ・KBS京都・山陽放送・南海放送・熊本放送の10局では、20秒のCM1本のみで他局で流されている残りの枠内において、林原の歌「がんばって!」がフィラーとして流されていた。
  • 岩手県においては、当初はFM岩手にて放送されていたため、radikoやFM補完放送開始前にも関わらず、FMステレオでの聴取が可能だった。

コーナー・企画

現在

早口言葉の挑戦状
リスナーが送ってきた早口言葉に林原(およびゲスト)が挑戦するコーナー[注 20]。当コーナーは番組の冒頭に行われ[注 21]、同じ早口言葉を3回繰り返すルールとなっている。ただし、長い早口言葉の場合は林原本人の判断で2回に短縮される場合がある。逆に、投稿者から回数指示[注 22]が入って5回や10回といった回数を繰り返す場合も稀にある。初登場は1992年9月12日放送分(第22回)で、11月14日放送分(第31回)よりレギュラー化。現在は1回の放送で採用するのは1通のみだが、初期の頃は複数通を採用していた回も在る。オリジナル・引用は問わないが、引用の場合は引用元などを記入する必要がある。失敗すると「リスナーのしるし」と呼ばれる靴ひもに加えて林原のサイン色紙、成功の場合は靴ひもだけがリスナーに贈られる[注 23]。他のコーナーは採用された場合は「リスナーのしるし」のみがプレゼントされるが、当コーナーは林原に早口言葉を失敗させることが条件となるものの、色紙を入手できる唯一のコーナーであるため、人気が高い。成功時は効果音でチューブラーベルと鐘、失敗時には爆発音が鳴っていたが、2011年4月10日放送分(第989回)からは成否の効果音が成功時は「ピポピポピポン」、失敗時は「ブー」と鳴るように変更された[注 24]。公開録音の際は、投稿された早口言葉の中から3つを採用し、各内容を1回ずつ、もしくは3回続けて喋る。この時も採用した早口言葉の中に長い早口言葉が含まれている場合は1回ずつ計2回に短縮される。2011年3月20日放送分(第986回)は東北地方太平洋沖地震東日本大震災)発生直後に収録された回であり、主に地震関連のトークとなったため休止。また、翌週の3月27日放送分(第987回)と翌々週の4月3日放送分(第988回)でも行われず、コーナー初の3週連続休止。当コーナーはレギュラー化して以降、休止した事例は何度かあるが、番組の冒頭で行われる看板コーナーでもあるため、休止すること自体が非常に珍しい[注 25]。なお、ゲストが後半から登場する場合は2007年2月11日放送分を除き、挑戦していない。
普通のお便り[注 26]
ノンジャンルの普通のお便りを紹介する番組のメインコーナー。
こんなんありますぅ
食べ物、地名、誤植記事などの珍しいものを林原に報告するコーナー。ネタを紹介せずに自身の告知をする場合もある。ゲストが出演している時や特別企画などで放送時間が取れない時は省略される。これまでに紹介されたものの中でも特筆される紹介例として、とある懸賞雑誌の当選者名一覧に「林原めぐみ」という人物の氏名が載っていた記事が紹介されたことがある[注 27]。1995年10月14日放送分(第183回)よりレギュラー化。なお、このコーナーは紹介するものを林原に実見させる必要があるため、封書への同封や荷物扱いといった形で番組に郵送するしか方法がない。そのため、他のコーナーとは異なり、WEBサイトからは投稿することができない(2020年現在、写真・動画・音源等を添付して送信する機能が敷設されていないため)。
電波私物化クラブ[注 28]
リスナーからの伝言板。両親、親戚、友人、恋人、配偶者、投稿者の子供、飼っている動物、愛用している品物、投稿者本人などへのメッセージが中心である[注 29]。このコーナーは番組のエンディングで紹介されるため、時間が詰まっている場合は省略されるが、通常は1通程度紹介され、多い場合は2〜3通紹介されることもある。
過去にはこのコーナーで「リスナーの集い」が呼びかけられ、リスナー同士が交流を深める自主イベントが開催されたことがあったが、インターネットが普及し始めたころから、そのような呼びかけはされなくなった。
初登場は1992年5月2日放送分(第4回)であり、正式名称が付けられているコーナーとしては番組最古の現役コーナーである(普通のお便りはハガキを紹介するフリートークであり、正式名称ではない)。
夏休み恒例キーワードクイズ(8月限定)
放送1週につき1文字が発表され、全てを繋いで応募すると抽選でプレゼントが当たる。「夏休みにも自宅や帰省先でラジオを聴いてほしい」という思いもあり、大抵は4週に渡って発表される。原則として前週のキーワードは言わないが、一部のネット局が編成の都合で未放送だった地域があった場合は特例で前週のキーワードを合わせて発表したこともあった[注 30]。現在はWEB配信・radikoによって1週間以内なら何度でも聴き直せる環境が整っているため、前週のキーワードを発表しないことがある。

過去

熱血電波倶楽部
ラジオドラマを放送するコーナー。『熱血電波倶楽部』の記事を参照。
春猫不思議うそよ
珍しい物事を紹介するコーナー。しかしながら、そのほとんどが嘘ネタ(リスナーが作った作り話)で、ハガキの最後は「うっそだけど」で締められる。中には、さも本当のように巧妙に書かれた嘘ネタや、その逆でまるで嘘のような本当の話が送られることもあった。なお、本当の話の最後は「ほんとぴょ〜ん」で締められる。また本当の話は後の「こんなんありますぅ」のコーナーの原型になり、同コーナーに発展する形で終了。
どこ行っちゃったんでしょうね
君のAnswer
おしえてHappyness

曲のリクエスト

本番組はコーナーごとにリスナーから送られるハガキ・メールを紹介するフリートークが主体であること、林原が自身や関係者の曲を積極的に放送していること、などから、リスナーが放送してほしい曲をリクエストする事例は少なく、番組にもリクエストを受け付ける専門のコーナーなどは無いため、林原も番組内で積極的にリクエストを募集することはほとんど無い。しかし、稀にリスナーから放送してほしい曲をリクエストされることがある。前述の理由から、以前はリスナーが曲のリクエストをすることは全くといっていいほど無かったが、2016年11月に紹介されたお便りで、あるリスナーが曲のリクエストをしたのを機に近年は頻度こそ少ないものの、曲のリクエストをするリスナーが増えてきている。リスナーが直接「●●を放送してほしい」と要望する場合が多いが、リクエストの意思が無くてもリスナーと曲の出会いのエピソードなど、具体的な曲名や経緯が文中に書いてある場合はお便りに記載された内容を察した林原の計らいでリクエストとして扱う場合がある。2020年4月18日・19日放送分は、新型コロナウイルス感染拡大による影響でテレワーク収録の体制が採られていることから、番組では普段の放送よりも多めに曲をかけることとし、そのために林原自身が曲のリクエストの募集を告知した。


注釈

  1. ^ 2022年12月25日放送分時点
  2. ^ 特別番組のみ生放送の場合有
  3. ^ タワーズ→株式会社シャ・ラ・ラ・カンパニー所属。アシスタントディレクターからの昇進
  4. ^ a b 1000回記念のみ記念回数達成前に開催し、1000回目の放送で流された。同様に、ハートフルステーションの1000回記念も1000回達成前の開催であった。
  5. ^ 同一人物の投稿ハガキが1回の放送で2枚以上採用されることも珍しくない。
  6. ^ 岡崎律子の死去に対する追悼のため。
  7. ^ 第409回放送にて一度だけ林原本人がエンディングの提供クレジットを担当したことがある。
  8. ^ 現在では恒例の冒頭挨拶であるが、前週の放送が無い第1回放送をはじめとする初期の頃は、この文句による挨拶ではなかった。
  9. ^ この文句は第1回放送より遣われている。
  10. ^ a b ゴールデンマイク賞は、継続してTBSラジオの番組に出演し、聴取率やステーション・イメージの向上に寄与した出演者に贈られる賞である。
  11. ^ TBSラジオ同日の沿革を参照のこと。
  12. ^ 当該時間帯では当日のプロ野球開催予定がないため、本来であれば「プロ野球ネットワーク」を放送することになるが、当日は本番組を含め選挙特番で休止となった定時番組(「今晩は 吉永小百合です」「ROCK ENTERTAINMENT 高見沢俊彦のロックばん」を除く)が代替放送され、「プロ野球ネットワーク」はネット局(北海道放送・CBCラジオ朝日放送ラジオ・RKB毎日放送の4局)への裏送りとなる。
  13. ^ ただし、通算放送回数のカウント数は共有される。
  14. ^ 2017年1月3日更新のWeb配信について、アニたまどっとコムはラジオ関西版、MEGUMI HOUSEはTBSラジオ版が配信された。
  15. ^ 23:00からは通常通りの放送、26:00からの『赤坂ライブ』(第一日曜深夜での放送)を放送してからの放送となった。
  16. ^ 声優・歌手以外では、漫画家脚本家監督作家などがゲスト出演することが多い。珍しい例ではさかなクン椿鬼奴など、通常は交流の無い人物がゲストに呼ばれたこともある。
  17. ^ ゲストが30分フル出演する場合は前・後半を通してゲストとのトークになるため、ハガキ・メールがあまり読まれない傾向にある。
  18. ^ 『ラジオ番組表 2007秋号』(三才ブックス刊)の本番組の特集記事のインタビューで「電子メールだとリスナーの気持ちを読み取ることができない」という発言をしており、ハガキを読んで番組を進行するという形にこだわりを見せている。
  19. ^ しかしながら、2013年11月23日放送分の中で、自身はスマートフォンユーザーで、機種変更の際iPhoneに変えたと話している。
  20. ^ このようなコーナーは数あるアニラジの中でも異色のコーナーであり、同様のコーナーを設置していた番組はBayFMで2015年4月7日から同年10月6日まで放送されていた『コルネーリア魔法学園』の「滑舌の呪文」くらいである。
  21. ^ 2007年2月11日放送分はゲストの出演が後回しになったため、後半部に行われた。なお、後半部での施行はこの回以外に例がない。
  22. ^ 主に短い場合。通常は短い早口言葉の場合でも回数指示が無い場合は3回繰り返すことになっている。
  23. ^ ゲスト出演者の成功・失敗は関係ない。
  24. ^ これは震災の影響で3回連続中止を経て再開された回からであるため、震災に対する配慮によって変更されたものと思われる(爆発音が地響きや火災を想起させ、被災を経験したリスナーが地震によるトラウマフラッシュバックを起こす可能性があるため)。
  25. ^ 岡崎律子をはじめとする、林原と所縁の深い人物の死去が番組内で告知された回でも通常通りに行われている。
  26. ^ 「普通のお便り」という名称は便宜的に用いられる俗称であり、実際には正式名称は無い。ただし、リスナーが投稿先を解かり易くするため、公式サイトにおいても「普通のお便り」という名称を使用している。そのため、コーナー名を記載せずに投稿した内容が採用された場合は、このコーナーで紹介される。なお、投稿した内容によっては「こんなんありますぅ」や「電波私物化クラブ」などに割り当てられる場合もある。公式サイトからのメール投稿の場合は「普通のお便り」という入力項目が用意されている。
  27. ^ 懸賞の当選者は林原本人ではなく、別人。
  28. ^ WEBサイトからのメール投稿ではコーナー名が「電波私物化コーナー」となっている。
  29. ^ 稀にメッセージを伝える対象相手が林原の場合もある。
  30. ^ この企画は『林原めぐみのHeartful Station』でも行なわれていた。関東地区の放送局で行われるレーティングとは関係はない。2011年は東日本大震災の被災者に対する配慮のため、行われなかった。
  31. ^ 産休期間中の特別措置であるため、この間の日高の出演はパーソナリティ扱いであり、ゲスト扱いにはなっていない。そのため、本番組における日高の通算ゲスト出演の回数にはカウントされていない。
  32. ^ ただし、東日本大震災発生後最初の放送では、募金先として、TBSラジオが行っているJNN・JRN共同災害募金「絆プロジェクト」の紹介をしていた。
  33. ^ 岩手県ではエフエム岩手の後継放送局
  34. ^ ラジオ関西のインターネットラジオ「別冊ラジ関」にて配信。ネットラジオ聴取用のiOSAndroidアプリあり。
  35. ^ 但し、1400回はオープンスペース開催に伴ってミニライブは催されず、イベント終わりに『Boogie Night』『、『Heartful Station』のEDテーマであった『Tokyo Boogie Night』と『虹色のSneaker』のみ歌唱で閉めた
  36. ^ 記念すべき第1回目の公開録音が行われたのは林原の誕生日でもあり、誕生日関係のネタもあった。
  37. ^ この時は展示会が開かれ、参加できなかった人も600回記念に因んで600円の入場料を払うことで展示会のみ入場可能だった。
  38. ^ 本番組の公開録音で初となる2回上演(視聴者は「午前の部」か「午後の部」のいずれかに参加、両方への参加は不可)となった。
  39. ^ 当選ハガキに「2011年6月11日」ではなく、「2010年6月11日」と誤記載するミスがあり、番組内で告知された。
  40. ^ 同じ会場で2回以上続けて開催するのは100回記念から300回記念までの開催地だった豊島公会堂以来。
  41. ^ 同日には公録後に同じ会場で自身のライブが控えていたこともあり、これまでの公録よりも上演時間が短かった。
  42. ^ 本番組の公開録音史上初の東京都以外での開催。
  43. ^ フリースペースでの開催となるため、本番組の公開録音史上初めて希望者が全員観覧可能となった。
  44. ^ 新型コロナウイルス感染症防止対策に伴う特別措置として、史上初のYoutube Liveにて、ライブストリーミングによる無観客開催。1500回はアーカイブを残さないライブスケジュール設定であったが、1600回についてはライブ配信終了から27時間30分のみアーカイブ視聴アドレスを残した
  45. ^ 1500回記念はインターネットオンライン中継での開催だったため、献血コーナーは設けられなかった。
  46. ^ 震度7という巨大地震で犠牲者が出て熊本城の一部が破損するなど、その後も長く尾を引いた大地震ではあるが、東日本大震災に比べると地震の範囲と影響が局所的だったことを鑑みた結果として色紙募金を行わない決定をした可能性もある。

出典

  1. ^ 番組一覧:カルチャー番組”. TBSラジオ. 2016年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月13日閲覧。
  2. ^ 「TBSラジオプレス」2024年1・2・3月号の内容を紹介(PDFで全ページ公開中)(TBSラジオ、2024年1月9日)
  3. ^ 林原本人が番組内で発言。
  4. ^ a b 東京放送「VII.各種表彰 2.TBS主催の外部表彰 (2)ゴールデンマイク賞」『TBS50年史 資料編』2002年、295-296頁。 
  5. ^ 「吉永小百合です」TBSラジオも事故(日刊スポーツ)
  6. ^ ★【7/2UP!】RADIO「林原めぐみのTokyo Boogie Night」放送日時変更のお知らせ★ 公式ブログ 2016年7月2日閲覧
  7. ^ ニッポン放送速報 2007年12月10日(月) - 16日(日)ビデオリサーチ首都圏聴取率調査” (PDF). ニッポン放送. p. 4. 2013年3月17日閲覧。
  8. ^ 2009年12月20日放送分の本人の発言より。[出典無効]
  9. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 800回突破記念公開録音レポート”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  10. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 900回突破記念公開録音〔昼の部〕レポート!”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  11. ^ 林原めぐみのTokyo Boogie Night 900回突破記念公開録音〔夜の部〕レポート!”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  12. ^ 林原めぐみ (2011年7月11日). “めぐさんより:1000回公開録音無事終了しました”. MEGUMI HOUSE(スターチャイルド・すたちゃまにあ内公式サイト). 2012年4月6日閲覧。
  13. ^ おわた”. 林原めぐみ 公式ブログ. 2021年2月1日閲覧。
  14. ^ スターチャイルドブース情報”. すたちゃまにあ (2012年). 2012年4月6日閲覧。


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