ハイイロガン ハイイロガンの概要

ハイイロガン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/06 09:48 UTC 版)

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ハイイロガン
ハイイロガン Anser anser
保全状況評価[a 1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: マガン属 Anser
: ハイイロガン A. anser
学名
Anser anser (Linnaeus, 1758)
和名
ハイイロガン
英名
Greylag goose
Anser anser

分布

アイスランドアイルランドアゼルバイジャンアフガニスタンアルジェリアアルバニアアルメニアイギリスイスラエルイタリアイラクイランインドウクライナウズベキスタンエストニアオーストリアオランダカザフスタンギリシャキルギスクロアチアシリアスイススウェーデンスペインスリランカスロバキアスロベニアセルビア大韓民国タジキスタンチェコ中華人民共和国チュニジアデンマークグリーンランドを含む)、ドイツトルクメニスタントルコ日本ネパールノルウェーパキスタンハンガリーバングラデシュフィンランドブータンフランスブルガリアベトナムベラルーシベルギーボスニア・ヘルツェゴビナポーランドポルトガルマケドニア共和国マルタミャンマーモルドバモロッコモンゴルモンテネグロヨルダンラオスラトビアリトアニアルクセンブルクルーマニアロシア[a 1]

  • A. a. anser キバシハイイロガン

ヨーロッパで繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸北部、西アジア、ヨーロッパ西部へ渡り越冬する[1][2][3]

  • A. a. rubrirostris ハイイロガン

中華人民共和国北部、モンゴル、ロシア(ウラル山脈以東)で繁殖し、冬季になるとインド北部、中華人民共和国へ南下し越冬する[1][2][3]。日本には越冬のため少数飛来(冬鳥)する[1][3]。 2008年1月、長崎県諫早市で12羽の観察記録がある。[4]

形態

全長76-89センチメートル[1]。翼開長147-180センチメートル[1]。上面の羽衣は灰褐色で、体上面の羽毛の外縁(羽縁)は淡色[3]。胸部から腹部、腰の羽衣は灰色で、体側面から腹部にかけて淡褐色の横縞が入る[3]。尾羽基部を被う羽毛(下尾筒)は白い[3]。尾羽は灰褐色で、先端と外側尾羽は白い[3]

後肢はピンク色[1][2][3]

  • A. a. anser キバシハイイロガン

翼長オス44.5-48.2センチメートル、メス41.6-47センチメートル[2]。嘴は短く黄色[2]

  • A. a. rubrirostris ハイイロガン

翼長39.8-48.2センチメートル[2]。嘴はやや長くピンク色[1][2][3]


  1. ^ a b c d e f g h i 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版2000年、100頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、13、27頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、83頁。
  4. ^ 吉田敬太郎、長崎県におけるハイイロガン12羽の観察記録、Strix、Vol.27、pp.125-128、日本野鳥の会、2011年。
  1. ^ a b The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Anser anser. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.3.


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