かわね路号 沿革

かわね路号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 00:57 UTC 版)

沿革

  • 1973年(昭和48年)
  • 1975年(昭和50年)11月22日:C11 227が入線[10]
  • 1976年(昭和51年)
    • オハフ33 2193・2417、オハ35 2370が入線[11](国鉄から借受)。
    • 7月9日:C11 227、オハフ33 2193・2417、オハ35 2370で運行開始[10][11]
    • 11月:オハ35 149、オハフ33 215・469が入線。オハフ33 2193・2417、オハ35 2370を国鉄に返却。
    • 時期不明:C12 164がC11 227の予備機として運用開始。
  • 1977年(昭和52年):増結用客車ナハフ505が登場。
  • 1978年(昭和53年)8月:オハ35 435が入線。
  • 1979年(昭和54年)6月29日:C56 44が入線[12]
  • 1980年(昭和55年)
    • 1月:お座敷車ナロ80 1が登場[13]
    • 1月29日:C56 44が営業運転開始[14]
    • 7月:オハ35 22・459が入線。
  • 1981年(昭和56年)3月以後:オハ35 559・857が入線。
  • 1982年(昭和57年)10月14日:展望車スイテ82 1が運用開始[15]
  • 1984年(昭和59年)
    • 5月:C12 164が検査切れのため、休車となる。
    • 8月29日:スハフ42 184・286、オハ47 81が入線。ナハフ505が休車となる。
    • 10月13日:ナハフ505が廃車。
  • 1985年(昭和60年)12月:お座敷車ナロ80 2が登場[13]
  • 1986年(昭和61年)
  • 1987年(昭和62年)
    • 1月14日:オハニ36 7が入線。
    • 2月:C12 164が日本ナショナルトラスト所有となる。
    • 2月以後:オハ47 380・398・512が入線。
    • 7月25日:C12 164、スハフ43 2・3、オハニ36 7による「トラストトレイン」が運行開始。
  • 1988年(昭和63年)
  • 1992年(平成4年)11月:スハフ42 186・304が入線。
  • 1994年(平成6年)
  • 1996年(平成8年):環境庁(現・環境省)による日本の音風景100選に「大井川鉄道のSL」として選出される。
  • 1997年(平成9年):10月14日:C10 8が営業運転開始[17]
  • 1999年(平成11年)10月6日:ED501・502が入線。
  • 2000年(平成12年)
    • 2月 - ED501が運用開始[18]
    • 3月18日:ED501が本格的に運用開始。同機の出発式を新金谷駅で実施。
    • 5月 - ED501・502が三岐鉄道に転出。前者は貸与されたが、後者は譲渡された。
  • 2001年(平成13年)6月24日:C11 190が入線[19]
  • 2003年(平成15年)
    • 3月 - ED501が三岐鉄道より返却入線。
    • 6月ごろ:E103が休車となる。
    • 7月19日:C11 190が営業運転開始[19]
    • 12月17日:C56 44がボイラー老朽化のため、休車となる[16]
  • 2005年(平成17年)
    • 4月23日:C12 164がATS未設置のため、同日のトラストトレインをもって運用終了。
    • 4月24日:C12 164が休車となる。
  • 2007年(平成19年)
    • 9月8日:C11 312が老朽化および部品供出のため、運用終了。さよなら運転を実施。
    • 9月9日:C11 312が廃車。以後、部品取り機となる。
    • 10月7日:日タイ修好120周年を記念して、C56 44がタイ国鉄時代の姿で営業運転再開[12]
  • 2010年(平成22年)
    • 9月13日:E32・33・34が入線[20]
    • 9月中旬:C56 44がタイ国鉄仕様での運転を終了。同月中に行われた定期検査で日本国鉄仕様に戻される[12]
  • 2011年(平成23年)
    • 1月29日:日本国鉄仕様に戻されたC56 44が、営業運転再開[12]
    • 10月1日:新金谷駅転車台運用開始に伴うダイヤ改正を実施。運行区間が新金谷 - 千頭間となり、下泉駅・駿河徳山駅が通過となる[1]
    • 10月7日:新金谷駅転車台運用開始に伴い、上り列車のSLも原則的に正方向で客車を牽引するようになる[新聞 2]
  • 2012年(平成24年)
    • 7月21日 - 8月26日:C11 227を大井川鐵道のキャラクター「SLくん」の姿に改装して運行[新聞 3]
    • 9月1日:ダイヤ改正に伴い、「かわね路1号」が下泉駅に停車するようになる[報道 1]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月20日:SL急行券を大人560円・小人280円から大人800円・小人400円に改定[新聞 4]
    • 7月20日 - 8月25日:C11 227を大井川鐵道のキャラクター「SLくん」の姿に改装して運行[報道 2]
  • 2014年(平成26年)7月12日:C11 227を改装した「きかんしゃトーマス号」が運行開始[新聞 5]
  • 2015年(平成27年)7月11日:C56 44を改装した「きかんしゃジェームス号」が運行開始[新聞 6]
  • 2016年(平成28年)1 - 3月:SL本線営業運転40周年を迎えることから、C11 190が門デフを装着して運行[新聞 7]
    • 6月27日:E103が廃車。
    • 7月:オハ35 857が廃車。
  • 2017年(平成29年)
  • 2019年令和元年)
    • 9月2日:C56 44が不具合のため、再度休車。
    • 10月31日:EL牽引による「かわね路号」の定期的な運行を開始[21]
  • 2021年(令和3年)12月24日:C11 190を改装した「きかんしゃトーマス号」が運行開始[新聞 9]
  • 2022年(令和4年)
  • 2023年(令和5年)10月1日:家山駅 - 川根温泉笹間渡駅間の運行を再開[7]。「南アルプス号」再設定のほか、上り列車の一部がEL急行となる。
  • 2024年(令和6年)6月6日:ダイヤ改正[3]。上り列車を全てEL急行で運行。4号のみ金谷行きとなる。

注釈

  1. ^ ただし、蒸気機関車が単独で牽引する列車では使用しない。
  2. ^ C56 44は千頭駅構内の転車台が使用を開始してからは、原則的に上下列車とも正方向で客車を牽引していた。これは当時の鉄道法規では、逆機時の最高速度が35 km/hに制限されていたからである。そのため、千頭駅到着後に1度目の転向が行われ、金谷駅到着後に千頭駅へ回送され、2度目の転向が行われた。1987年(昭和62年)3月の法規改正で逆機時の最高速度が45 km/hに引き上げられてからは、他のSLと同様に、上り列車は原則的に逆機で客車を牽引するようになった。
  3. ^ EL牽引の場合は最短2両、SL牽引の場合は最短3両。ただし、SLが客車を牽引して本線試運転を行う場合は、2両以下の場合もある。
  4. ^ C10形・C11形は原則5両(以前は6両)以上、休車中のC12形・C56形は原則4両以上。ただしSL不調時には、それ未満でも補機を使用することがある。このほか、秋季に落葉による空転防止のために使用することもある。
  5. ^ 本列車では蒸気暖房が使用されているため、冬季には展望車が連結されていても最後尾に連結される。
  6. ^ ただし、運行期間中はすべての機関車牽引列車で装着されるため、「かわね路号」であっても「さくら」のヘッドマークが取り付けられている場合がある。

出典

  1. ^ a b 時刻表|2011年10月1日改正 大井川本線・南アルプスあぷとライン・寸又峡路線バス”. 大井川鐵道 (2011年9月26日). 2011年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月7日閲覧。
  2. ^ “大井川鐵道「SL南アルプス号」家山駅から専用連絡バスで千頭方面へ”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年10月2日). https://news.mynavi.jp/article/20231002-2783473/ 2023年10月5日閲覧。 
  3. ^ a b c 大井川本線(金谷〜川根温泉笹間渡)時刻表【6月6日からの時刻】”. 大井川鐡道. 2024年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月7日閲覧。
  4. ^ SLに乗る”. 大井川鐵道. 2021年10月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月15日閲覧。
  5. ^ 運賃”. 大井川鐵道. 2021年10月15日閲覧。
  6. ^ SL列車はいつから予約できますか?”. 大井川鐵道. 2021年10月15日閲覧。
  7. ^ a b 2023年10月1日 川根温泉笹間渡駅までの延伸に合わせてダイヤ改正を実施いたします』(プレスリリース)大井川鐡道。 オリジナルの2023年10月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231011201052/https://daitetsu.jp/archives/1755402023年10月19日閲覧 
  8. ^ 令和最初のお花見は大井川鐵道SLで! さくらシーズンのご予約受付中』(プレスリリース)大井川鐵https://daitetsu.jp/2020r2spring2021年10月15日閲覧 
  9. ^ 大井川鐵道のEL急行に「さくら」のヘッドマーク 鉄道ファン(2021年10月15日閲覧)
  10. ^ a b 蒸気機関車C11形227号機│大井川鐵道【公式】”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  11. ^ a b キネマ旬報社『蒸気機関車』1976年11月号
  12. ^ a b c d 蒸気機関車C56形44号機│大井川鐵道【公式】”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  13. ^ a b お座敷車展望車”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  14. ^ 「C56」国鉄仕様で営業運転再開』(プレスリリース)大井川鐵道、2011年1月29日。 オリジナルの2011年2月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20110207031326/http://www.oigawa-railway.co.jp/110129_c5644_kokutetsu.html2011年2月7日閲覧 
  15. ^ 交友社『鉄道ファン』1983年1月号
  16. ^ a b イカロス出版『蒸気機関車EX』Vol.6
  17. ^ a b 蒸気機関車C10形8号機”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  18. ^ 電気機関車 ED500形”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  19. ^ a b 蒸気機関車C11形190号機”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  20. ^ a b E31形電気機関車(E32,33,34)”. 大井川鐵道. 2021年10月28日閲覧。
  21. ^ ELかわね路号”. 大井川鐵道. 2021年11月3日閲覧。
  22. ^ 大井川本線 家山⇔千頭 台風15号被災によるバス代行運転について”. 大井川鐡道. 2023年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月19日閲覧。
  23. ^ 大井川本線 12月16日より金谷⇔家山で部分再開・SLかわね路号運転再開”. 大井川鐡道. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月19日閲覧。
  24. ^ 【約3ヶ月ぶり…】大井川鐵道大井川本線・金谷〜家山間、12月16日運行再開!”. 鉄道ホビダス. 鉄道投稿情報局. ネコ・パブリッシング. 2022年12月16日閲覧。

報道発表資料

  1. ^ SL停車駅の追加ならびに井川線の季節列車運転日の変更』(プレスリリース)大井川鐵道、2012年8月7日。 オリジナルの2012年9月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20120920012736/http://oigawa-railway.co.jp/20120901unko_henko.html2012年9月20日閲覧 
  2. ^ 青い蒸気機関車「SLくん」の運転について』(プレスリリース)大井川鐵道、2013年5月21日。 オリジナルの2013年6月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130609135530/http://www.oigawa-railway.co.jp/20130825slkun_unten.html2013年6月9日閲覧 

新聞記事

  1. ^ “「トーマス列車」鉄道会社が赤字に陥ったワケ 崖っ縁大井川鉄道は生き延びられるか(上)(3/3)”. 週刊東洋経済(東洋経済オンライン) (東洋経済新報社). (2015年6月17日). オリジナルの2015年7月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150711140113/http://toyokeizai.net/articles/-/73517?page=3 2015年7月11日閲覧。 
  2. ^ “変貌する大井川鐵道。(上)”. 鉄道ホビダス(編集長敬白) (ネコ・パブリッシング). (2011年8月29日). オリジナルの2011年11月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111129213727/http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2011/08/post_187.html 2011年11月29日閲覧。 
  3. ^ “大井川鐵道 今夏、青色の蒸気機関車“SLくん”登場”. 鉄道ホビダス(最新鉄道情報) (ネコ・パブリッシング). (2012年6月13日). オリジナルの2015年3月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150320221153/http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2014/07/post_1205.html 2015年3月20日閲覧。 
  4. ^ 静岡県の大井川鐵道、収支悪化で2013年3月よりSL急行料金を値上げ”. 2021年10月28日閲覧。
  5. ^ “大井川鐵道で「きかんしゃトーマス」の運転開始”. 鉄道ファン・railf.jp(鉄道ニュース) (交友社). (2014年7月14日). https://railf.jp/news/2014/07/14/170000.html 2022年9月28日閲覧。 
  6. ^ “大井川鐵道「ジェームス号」7/11運転開始! 初日は「トーマス号」との並びも”. マイナビニュース (マイナビ). (2015年7月10日). https://news.mynavi.jp/article/20150710-a681/ 2022年9月28日閲覧。 
  7. ^ 大井川鐵道、C11 190に“門デフ”を初装備 - トラベル Watch”. 2021年10月28日閲覧。
  8. ^ 【大井川鐵道】E31形が補機としての仕業を開始”. 2021年10月28日閲覧。
  9. ^ 大井川鐵道 新春の川根路に「きかんしゃトーマス号」を運転”. 2022年9月28日閲覧。


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