山芋とは? わかりやすく解説

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やま‐いも【山芋】

読み方:やまいも

やまのいも」に同じ。

山芋の画像
花/撮影植松国雄

やまのいも (山芋)

Dioscorea japonica

Dioscorea japonica

Dioscorea japonica

Dioscorea japonica

Dioscorea japonica

わが国本州から四国九州、それに朝鮮半島中国分布してます。林縁などに生え伸ばして近く樹木などに絡みつきます雌雄異株です。7月から8月ごろ、穂状花序白色の花を咲かせます花弁はほとんど開きません。雌株には3枚の翼のある果実ができ、脇には珠芽(むかご)が形成されます。珠芽や根は食用されます栽培されている「ながいも」は、古く中国から渡来したものですが、これと区別するために「じねんじょ自然薯)」とも呼ばれます
ヤマノイモ科ヤマノイモ属多年草で、学名Dioscorea japonica。英名は Glutinous yam, Yama-No-Imo
ヤマノイモのほかの用語一覧
ヤマノイモ:  亀甲竜  団扇野老  大薯  山芋  楓野老  苦何首烏  長芋

山芋

読み方:ヤマイモ(yamaimo)

オニノヤガラ別称
ラン科多年生無生薬用植物

学名 Gastrodia elata


山芋

読み方:ヤマノイモyamanoimo), ヤマイモ(yamaimo), ヤマツイモ(yamatsuimo)

ヤマノイモ科多年生つる植物園芸植物薬用植物

学名 Dioscorea japonica


山芋(やまいも)

宮崎地方方言出所は文字のとおり、山の芋。単に山芋でも通じるが、慣用的に「山芋を掘る」といい、泥酔して他人に絡むことを指す。他人前にどっかと座り込み深く酔って頭を垂れくどくど繰り言をならべる様が、山中自然薯じねんじょ)を折るまいとして、丹念に根気よく掘る様子似通っているところからかくいうようになった伝えられている。酒をよく飲み飲んで泥酔してだれかれ構わず絡む人のことを「山芋掘り」という。

山芋

読み方:ヤマイモ(yamaimo)

ナガイモ野生種いたるところ山野自生するつる性多年草

季節

分類 植物


山芋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 23:09 UTC 版)

山芋(やまいも)は、ナガイモ自然薯(しねんじょ)などの総称で[1]、山野などに自生するヤマノイモ属の可食できる芋(いも)の名称。または、詩集の名称。

植物または根菜

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物のなかで、もともと山に自生していたことから名付けられた根菜のこと。漢方では「山薬」、民間療法では「山うなぎ」と称して、古くから滋養、強精がある食材とされてきた[2]。大きく分けて、ナガイモ(長芋)、ダイジョ(大薯)、ジネンジョ(自然薯)があり、栽培されているものを「山いも」、山に自生している自然薯を「山のいも」ということが多い[2]。また、食材として「やまのいも」という場合はヤマノイモ科ヤマノイモ属に属する食用いも類として栽培されているものの総称をいうこともある[3][4][注 1]。芋の粘り気は、ダイジョ、ヤマノイモ(ジネンジョ)、ツクネイモ(ナガイモの一種)が強く、棒状のナガイモが最も弱い[6]

  • ヤマノイモ(山の芋) - 日本原産のヤマノイモ属の植物で、野生していることから、別名ジネンジョ(自然薯)と呼んで区別している。植物学上の分類でいう「ヤマノイモ」はジネンジョ(自然薯)のみを指す[3]
  • ナガイモ(長芋) - 中国原産のヤマノイモとよく似たヤマノイモ属の植物。主に栽培品種が市場に多く出回っている山芋[1]。芋の形からナガイモ群、イチョウイモ群、ツクネイモ群に分けられる[5](それぞれ長形種、扁形種、塊形種にあたる)。
    • ヤマトイモ(大和芋) - 西日本では上記の塊形種(つくねいも群)を「やまといも」と呼ぶ[3]。丹波芋、伊勢芋が有名[7]
      • 大和いも - 別名つくね芋といわれる奈良県在来のナガイモの一種。
    • ヤマトイモ(大和芋) - 関東地方では平らな姿の上記の扁形種(いちょういも群)を「やまといも」と呼ぶ[1][3]
  • ダイジョ(大薯) - ダイショともいうヤマノイモ属のヤムイモの代表種。沖縄・九州などの一部地域でわずかに栽培されている。芋の色は白のほか、紅色、紫色がある[7]。なお、沖縄本島各地で開催されるイモの重さを競う「やまいも勝負(スーブ)」の大会でいう「ヤマイモ」はダイジョである[8][9]ダイジョ参照)。

詩集

注釈

  1. ^ 植物学上の分類とは異なり、野菜としての呼称は必ずしも統一されておらず混乱が指摘されている[3][5]

脚注

  1. ^ a b c 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、48頁。ISBN 978-4-415-30997-2 
  2. ^ a b 主婦の友社編『野菜まるごと大図鑑』主婦の友社、2011年2月20日、204 - 205頁。 ISBN 978-4-07-273608-1 
  3. ^ a b c d e 新津泰亮 (2019年10月). “やまのいもをめぐる情勢について”. 『特産種苗』 第29号. 公益財団法人日本特産農作物種苗協会. 2025年7月20日閲覧。
  4. ^ やまのいも”. VEGETABLE BOOK. 独立行政法人農畜産業振興機構. 2025年7月20日閲覧。
  5. ^ a b 農業技術大系・野菜編 2022年版(追録第47号)”. ルーラル電子図書館. 2025年7月20日閲覧。
  6. ^ 講談社編『からだにやさしい旬の食材 野菜の本』講談社、2013年5月13日、192 - 193頁。 ISBN 978-4-06-218342-0 
  7. ^ a b 講談社編 2013, p. 192.
  8. ^ 在来品種データベース ダイジョ” (PDF). 農業・食品産業技術総合研究機構 農業生物資源ジーンバンク事業. 2024年12月24日閲覧。
  9. ^ 電気のふるさとVol.42 電源地域情報ひろば” (PDF). 一般財団法人電源地域振興センター. 2024年12月24日閲覧。

「山芋」の例文・使い方・用例・文例

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