単独インタビュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:50 UTC 版)
早速、一行は大橋さん宅で単独インタビューを行う。 2004年頃、解体業を営む大橋さんの元へ自治体から建物の買い手を探して欲しいと相談を受け、管理を行うことになったそう。信州観光ホテルが経営破綻し廃墟となったのは1990年代の頃。大橋さんが館内の警邏に行った段階で明らかに不法侵入された痕跡が残されていた。最初は建設会社が解体工事を担っていたものの、業績不調によって事業から撤退した。その後、2社目が後継したものの、会社は倒産し上層部が夜逃げする。その後どの会社も入札をしない状況だったが、何年か経ち3社目が落札し解体工事を再開したが、今度は車両事故や作業員の不可解な事故死など不幸が相次ぎ、結果的にそれから解体工事は滞った状態となる。 ゾゾゾの一行は、大橋さんの話と自分たちの推測を総合したうえで「見たところは月日が経つに連れて、売上目的や顧客増加目的の為の増改築にも見えるが、中を見れば見るほどそういう理由というよりは、建物の中枢・木造の建物内の異常と思える部屋の状況から、表向き言えない理由で元々あった部屋を使えなくして新しく部屋を増やしたと考えられる。まるで、何か見られたくないものを隠すかの如く、中枢の部屋を存在しないかの様に取り扱っていた」という見解を示す。また、信州観光ホテルは営業中もトラブルが絶えず、オーナーの強引な性格もあって、大橋さんは不用意に関わることを避けたがっていた。加えて、工事作業員の多数が不可解な現象を目の当たりにしているほか、大橋さんご本人も当時館内を警邏中に誰かに押されたかの如く階段から転げ落ちて大怪我している。 そもそも何故今日に至るまでこれまでの経緯を頑なに語ろうとしなかったのかと尋ねると、大橋さんは「管理人は建物の管理をする責任がある。管理を任されている手前何が起きたかを口に出す訳にはいかない。逆に管理人という立場でなくなった今だからこそ、言える事もいっぱいある」と答える。 また、通常工事前に恒例行事となる神主によるお祓いは行わず、最後の取り壊し工事の前に霊媒師の方に除霊をして頂いたという。神主によるお祓いとはそもそも、何かトラブルやアクシデントが起こらない様にする為に行われる儀式だが、霊媒師による除霊となると状況が変わってくる。"何か"が既にいることを想定して行われる儀式だからだ。 それから皆口は番組に送られた"何というものを公開したんだ"・"これは危険な動画だ"というコメントと同時に、自分達も経験した不可解な現象を大橋さんに伝えると、「いるのは分かってるんだから、映ったり見えたり聞こえたりはすると思う」とハッキリと口にした。さらに、大橋さんは、「ゾゾゾの様に心霊関係で興味がある人間や肝試し感覚やふざけ半分に入る人間は多いが、地元人やこの場所を知っている人達はそれなりの理由のある場所ゆえに近寄らない」と告げる。また、大橋さんは近隣住民から、かつて信州観光ホテルで何らかの形で3名亡くなっていることを告げられている。もう入る・近づく云々の話ではなく、地元の人は話をしようともしないという。
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