単独の舵を持たない船舶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/27 01:18 UTC 版)
単独の舵を持たない船舶は、推進力を直接偏向することによって操船を行っている。 船外機を動力に用いる船舶では、船外機の向き(スクリューを含む)を変えることによって船体の進行方向を変える。推進源であるスクリュー自体が変角出来るので舵が必要ない。アジマススラスター搭載船も同様である。 水上オートバイなどのウォータージェット推進をおこなう船舶は、低速航行用のスクリューを持つものを除いて舵を備えていない。 ホバークラフトは、前進推力を生むプロペラの後方に航空機に似た操舵機構を持ち、水中には舵を持たない。 タグボートは、機動性を持たせるため舵の機能を持った特殊なスクリュー(シュナイダープロペラまたはアジマススラスター)を装備しており、単独の舵を装備していない船が多い。
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