デバッグとは? わかりやすく解説

デバッグ【debug】

読み方:でばっぐ

[名](スル)除去する意》コンピュータープログラム検査し、その誤りバグ)を訂正すること。


デバッグ バグフィックス

【同】 バグフィックス
【英】 Debug

プログラム不具合誤動作などからその原因バグ)を見つけだし修正すること。バグフィクスとも呼ばれるまた、デバッグにより作られた、バグ修正するためのプログラム片のことをパッチと呼ぶ。

PHPではvar_dump関数などがデバッグ用途として使われているが、XdebugやDBGというデバッグ用のPHPモジュール存在する。またデバッグ機能統合したIDE製品を使うことで、より一層デバッグ作業容易にすることができる。

関連用語


デバッグ

【英】debug

デバッグとは、ソフトウェアにおけるプログラムバグ誤り欠陥)を探して正しく動作するように修正する作業のことである。

プログラム人間作成するため、誤り混入してしまうことがあるプログラミング段階注意を払うことで、バグ混入確率低くすることは可能だが、ゼロにすることは難しい。そのため、品質上のためにデバッグが果たす意味は大きといえる

デバッグには、人それぞれの考え方方法論があり、誤り欠陥探し当てて、的確に修正する行為技術力の差として顕著である。また、デバッグは、不具合修正するだけであると捉えがちだが、発見再現理解恒久対策といった一連のプロセスもデバッグに含まれる

なお、統合開発環境IDE)やデバッガ進化開発効率化のためのテストファーストTDDテスト駆動開発)の流行に伴い、デバッグを行いながらテストをするスタイル見られるが、これらは、厳密にはデバッグと呼ばない

プログラミングのほかの用語一覧
開発環境:  条件コンパイル  シングルステップ実行  スタックトレース  デバッガ  デバッグ  トレース  WebKit

デバッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 01:51 UTC 版)

デバッグ: debug)とは、コンピュータプログラム電気機器中のバグ欠陥を特定して取り除き、動作を仕様通りのものとするための作業である。“de-”は「〜から離れて/分離して/除去して」といった否定の意味を持つ接頭辞であり[1]、「虫」を意味する英語名詞“bug”と結びついた複合語が“debug”である。


注釈

  1. ^ 静的コード解析ツールによって検出される問題として典型的なものに、C言語C++において未初期化の変数に値を代入する前に起きるデリファレンスがある。未初期化変数に読み取りアクセスした場合、C/C++の構文上は適格であるものの、未定義動作となる。このようなコードは一般的に潜在的な問題を引き起こすバグとなる可能性が非常に高いため、警告を出すコンパイラも多い[3][4]が、未初期化の配列構造体といった集成体や、クラスの未初期化メンバー変数に読み取りアクセスしても警告を出さないコンパイラもある。このような検出漏れを静的コード解析ツールで補うことができる。一方、JavaC#といった後発の高水準言語では、未初期化のフィールドはゼロ相当の既定値で初期化され、また未初期化のローカル変数にアクセスすることは不適格(ill-formed)であり、コンパイラがエラーを表示して停止するため、そもそもバグを作り込みにくい言語仕様になっている。
  2. ^ C/C++の可変長引数は型消去によって実現されているため、例えばprintfscanfの書式指定文字列の内容と対応する実引数の型や個数のミスマッチがあった場合でもコンパイラは誤りを検出できず、プログラムの実行時に未定義動作を引き起こす。このような書式指定ミスをコンパイル時に検出できるようにするために、独自の属性や注釈の機能をサポートする処理系もある[5][6]

出典



「デバッグ」の続きの解説一覧

デバッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 19:49 UTC 版)

Transmission Control Protocol」の記事における「デバッグ」の解説

LANアナライザはネットワークリンク上のTCPトラフィックインターセプトできる機器で、リンク上を通るパケット内容表示でき、ネットワークプロトコルスタックTCP使っているアプリケーションのデバッグに有効である。一部実装ではソケットの setsockopt() で SO_DEBUG オプション指定でき、全パケットTCPステータスソケット上のイベントなど出力でき、デバッグに有効である。他に、netstatもデバッグに使われる

※この「デバッグ」の解説は、「Transmission Control Protocol」の解説の一部です。
「デバッグ」を含む「Transmission Control Protocol」の記事については、「Transmission Control Protocol」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「デバッグ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「デバッグ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「デバッグ」の関連用語

デバッグのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



デバッグのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
PHPプロ!PHPプロ!
©COPYRIGHT ASIAL CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2024 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリデバッグの記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのデバッグ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのTransmission Control Protocol (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS