turbidity
「turbidity」の意味・「turbidity」とは
「turbidity」は、水や液体が濁っている状態を指す英単語である。具体的には、水中に浮遊する微細な固体粒子により、透明度が低下する現象を指す。これらの粒子は、光を散乱させ、水が濁ったように見える原因となる。例えば、川や湖が雨や土砂崩れの影響で濁った状態を表現する際に用いられる。「turbidity」の発音・読み方
「turbidity」の発音は、IPA表記では/tɝːˈbɪdɪti/となる。IPAのカタカナ読みでは「タービディティ」、日本人が発音するカタカナ英語では「タービディティ」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「turbidity」の定義を英語で解説
「Turbidity」 is a measure of the degree to which the water loses its transparency due to the presence of suspended particulates. The more particles in the water, the higher the turbidity. It is often used to describe the cloudiness or haziness of a fluid caused by large numbers of individual particles that are generally invisible to the naked eye.「turbidity」の類語
「turbidity」の類語としては、「cloudiness」、「murkiness」、「opacity」などがある。これらの単語も、液体が濁っている状態を表すのに用いられる。「turbidity」に関連する用語・表現
「turbidity」に関連する用語としては、「suspended solids」、「water quality」、「sedimentation」などがある。「suspended solids」は水中に浮遊する固体粒子を、「water quality」は水質を、「sedimentation」は沈殿という現象を指す。「turbidity」の例文
1. The turbidity of the river increased after the heavy rain.(大雨の後、川の濁りが増した。)2. The high turbidity of the water made it unfit for drinking.(水の高い濁りが飲用に適さない状態を作り出した。)
3. The turbidity level in the lake has been rising due to pollution.(汚染により、湖の濁りのレベルが上昇している。)
4. The turbidity of the solution was measured using a turbidimeter.(その溶液の濁りは、濁度計を用いて測定された。)
5. The construction work caused an increase in the turbidity of the nearby stream.(建設作業が近くの小川の濁りを増加させた。)
6. The turbidity of the water was reduced by using a filtration system.(濾過システムを使用して、水の濁りが減少した。)
7. The turbidity in the aquarium needs to be controlled for the health of the fish.(魚の健康のために、水槽の濁りをコントロールする必要がある。)
8. The turbidity caused by the algae bloom is a concern.(藻類の発生による濁りが懸念されている。)
9. The turbidity of the sample was too high to analyze.(サンプルの濁りが高すぎて分析できなかった。)
10. The turbidity of the water affects the penetration of sunlight.(水の濁りは日光の浸透に影響を与える。)
濁度
濁度
濁度
濁度(だくど、Turbidity)は、水の濁りの程度を表すものである。JIS K0101(「工業用水試験方法」)に定めがある。
精製水1Lに対し、標準物質であるカオリンやホルマジン1mgを含ませ、均一に分散させた懸濁液の濁りが濁度1度と定義される。この標準液と試料とを比較することで、試料の濁度を決定する。このとき用いる標準物質によって濁りの状態は異なるため、「度(カオリン)」のように物質を記述する必要がある。
一般にカオリンよりもホルマジンの方が粒子の均一性に優れているため、JIS K0101 や JIS K0801(「濁度自動計測器」)ではホルマジン標準液が採用されており、単位はホルマジン濁度単位「FTU (Formazin Turbidity Unit)」が用いられる。アメリカで用いられている濁度の単位である比濁法濁度単位「NTU(Nephelometric Turbidity Unit)」もホルマジン標準液に基づくものである。一方、日本水道協会の「上水試験方法」ではカオリン標準液が採用されている。
濁度はさらに細かくは視覚濁度、透過光濁度、散乱光濁度、積分球濁度など、測定原理によっていくつかの種類に区分される。測定法も透過光測定式、散乱光測定式、表面散乱光方式、これらの複合など複数の方式がある。それぞれ測定可能範囲や影響を受ける要素[注 1]が異なるため、状況や用途によって使い分ける必要がある。
参考文献
- EICネット 環境用語集:「濁度」
- 濁度計・濁度測定方式の説明 - 横河電機株式会社
関連項目
脚注
注釈
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