The Thread
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:39 UTC 版)
「ムービー43」の記事における「The Thread」の解説
監督:スティーヴン・ブリル 脚本:ロッキー・ルッソ(英語版)、ジェレミー・ソセンコ(英語版) イギリスやオランダでは『The Pitch』のセグメントが『The Thread(代替案)』と題するセグメントに差し替えられ、別バージョンとして上映された。『The Thread』では世界中で最も危険な発禁映画を探し回っている10代の少年3人が主人公に設定されており、『ムービー43』は文明の破壊を導く映画として設定されている。このセグメントはDVD・Blu-ray版に特典映像として収録されている。 カルヴァン・カトラー(マーク・L・ヤング(英語版))と友人のJ.J.(アダム・キャグリー (Adam Cagley))は、MTVの『ジャッカス』と同じような内容のふざけた動画を作ってYouTubeにアップロードする。動画はまたたく間に注目を集め、閲覧回数は100万回を超えた。しかしこの膨大なアクセス数は実際のアクセス数にはあらず、カルヴァンの弟バクスター(デヴァン・アーシュ (Devin Eash))がエイプリルフールのいたずらとしてでっち上げたものにすぎなかった。 バクスターは再生回数をめぐるいたずらを続ける一方で、あるプロジェクトを始動させる。それは『ムービー43』と呼ばれる危険な動画を探すというプロジェクトであった。J.J.とバクスターが『ムービー43』をGoogleで探し回っている間に、カルヴァンはバクスターのラップトップパソコンを分捕ってトイレに引きこもり、ポルノサイトの動画に映る女性の裸をオカズにして自慰に励む(ただし同時にコンピュータウイルスをもダウンロードしてしまう)。やがてバクスターが「インターネットの暗黒コーナー」と呼ばれる空間で『ムービー43』を見つけ、3人はその動画の内容を確認しようと試みるが、ゴロツキのヴランコヴィッチ(フィッシャー・スティーヴンス)と中国人の集団に作業を中断させられてしまう。話はそれだけでは終わらない。ヴランコヴィッチらはJ.J.のクラスメイトである映画会社幹部グリフィン・シュレーダーの長男スティーヴ(ネイト・ハートレー(英語版))を人質にとったのだ。 ヴランコヴィッチはカルヴァンら3人組に「もし『ムービー43』が見つかったら文明は破壊されることになる」と警告したが、3人組は警告を無視して調査を続行し、ついに『ムービー43』の実物を発見してしまう。しかしそのことで地球に大惨事が発生することが確実になったため、3人は慌ててラップトップパソコンをぶち壊そうとする。その時、彼らの部屋にカルヴァンとバクスターの母親(ベス・リトルフォード)が入ってくる。カルヴァンは母親のショーツが見覚えのあるものであることに気付く。そう、カルヴァンがさっきまでオカズにしていた裸の女性の正体は実の母親だったのだ。そのことを知って精神が錯乱したカルヴァンはパソコンの破壊作業に失敗し、かくして地球上の文明は破壊され尽くされた。 数年後、手足が不自由となりつつも生存していたカルヴァンが例のラップトップパソコンを見つけ、ハードディスクに残されていた動画を再生する。
※この「The Thread」の解説は、「ムービー43」の解説の一部です。
「The Thread」を含む「ムービー43」の記事については、「ムービー43」の概要を参照ください。
- the Threadのページへのリンク