単に学習で覚えた知識や学力ではなく、様々な状況や環境に合理的に対処していくための土台となる能力を知能と捉え、それをわかりやすく数値化したものを知能指数と言います。知能検査と呼ばれる測定方法を使って検査します。
知能指数の測定は従来「精神年齢÷生活年齢×100」で算出する方法が主流でしたが、現在はDIQ(偏差知能指数)と呼ばれるもので表すことが多くなりました。従来の知能指数が「本来の年齢と知能の年齢の差」を測るのに対し、DIQでは「同年齢の集団の中でどの位置にあるか」で表します。どちらも平均は100でその数値が高いほど知能が高いことを表します。70以下の場合「知的障害(精神遅滞)」と診断され、その段階によって障害の重さを判断します。従来の知能指数では年齢が違う人の知能の比較できず、算出方法で使われる精神年齢は、成人についてはあまり有用ではないなどの問題点があります。
知能指数は、その算定方法や検査の回数によって数値が変わること、また、言葉の能力や家庭環境などでも異なることから、あらゆる知能を網羅しているとは言えず、万能ではありません。現在は知的障害者の療育手帳取得や就学時の健康診断、学習指導などに利用されています。
アイ‐キュー【IQ】
読み方:あいきゅー
《intelligence quotient》⇒知能指数
知能指数
人口の高齢化(326-3)は個体の加齢 1または老化 1と区別すべきであり、さらに人間の生命が長くなること、あるいは寿命の伸長 2とも区別すべきである。後者は、生活水準の向上や医学の進歩によるものである。個体の生理的年齢 3は、その組織や器官の状態に依存する。子供の場合には精神年齢 4という表現をするが、これはある種のテストを用いて、個々の子供の知能が平均的な子供のそれに到達する年齢と定義される。精神年齢と生理的年齢の研究では、これらの年齢と個人の出生年月日 5から数えた暦年齢とを区別する。精神年齢の暦年齢に対する比を100倍したものを、知能指数 6(IQと略称されることが多い)という。
- 1. 老化senescence(名);老化したsenescent(形)。
知能指数
【英】:IQ,Intelligence Quotient
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