エフ‐イー‐エム【FEM】
読み方:えふいーえむ
《finite element method》⇒有限要素法
有限要素法
【英】Finite Element Method, FEM
有限要素法とは、数値解析の手法のうち、対象を微小で単純な要素の集合体とみなして、各要素に分割して要素ごとの解析を行い、全体の挙動の近似値を求める手法のことである。
有限要素法では、解析対象を単純な要素のレベルまで分割して解析を行うため、計算対象が全体としては複雑な形状や性質を持っていても、比較的簡単な解析が適用可能であるという利点がある。また、より細かい要素へと分割すればするほど、解析の近似値の精度が向上する。ただし細かく分割した分だけ多くの計算処理を必要とする。
有限要素法は離散化を利用した代表的な解析手法の一つであり、CADなどにおける構造力学の分野をはじめとして、様々な問題に用いられている。
FEM
有限要素法解析。構造物全体またはその一部を有限個の要素(メッシュ)に分割し、その要素を結合することで実形状を表現する。個々の要素には材料特性(板厚、ヤング率、質量、密度など)が与えられ、入力(力)に対しての応答(応力、変位など)が計算される。自動車にかぎらず、幅広い産業分野(強度、剛性、衝突、熱、流体などの解析)で、また、線形、非線型、大変形など、幅広い問題に対して使用。
有限要素法
機械構造物など弾性体は無限の自由度をもつが、これを3角形や4角形で有限個の要素に分割し、各要素の力と変位の関係を求め、境界条件を考慮して結合することにより有限の自由度として、構造物全体を数値計算するコンピューターによる計算解析手法で、FEM解析とも呼ばれる。有限要素法は強度、剛性、変形、振動などの構造解析、音響現象、流体現象、熱伝導などの解析に用いられる。
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