Witness to Roswell (2007)
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「ロズウェル事件」の記事における「Witness to Roswell (2007)」の解説
2007年、ドナルド・シュミットと彼の新しい調査の相方であるトム・キャリーTom Careyは彼らが二人でなした最初の主要な仕事、"Witness to Roswell"を出版した。この本の中で、著者たちは「引き続き増加していっている600人を超えるロズウェルでの出来事に直接または間接に関係する人々が最初の話―空飛ぶ円盤が回収されたという最初の主張―を支持している」と主張する(p.38)。 謎めいた物体の墜落について新しい日付が示された―1947年7月3日木曜日の午後(p.21, 127)。そして、以前の本とは違って、ブレイゼルは残骸をコロナの街へと持っていき、その街の地元の酒場、金物屋、およびその他の場所で彼は人々に断片を見せ、南のキャピタンでは物体の一部は7月の第四回ロデオで置かれることになる(p.48-9)。ブレイゼルが7月6日に最後にロズウェルへ行って発見を報告する前に多数の人々が残骸の牧草地を訪れ記念品を持ち出したと記述されている。いったん軍が残骸に気づくと、それらの記念品を回収するのに広範囲の努力がかたむけられた: 「牧場の家々がくまなく捜された。家畜小屋の木製の床は板を次々に剥がされて覗き込まれ、地下フルーツ冷蔵室は全てのそれらの中身をカラにされた」(p.51)。 その後の出来事の推移はそれ以前に記述された出来事と似ているけれども、この本は異星人が回収された場所をフォスター牧場へと戻した。そこは1991年のUFO Crash at Roswell で言及されたのと同じ場所である。しかし、この時点でバーネットと考古学者たちはいないことになっている。シュミットと以前の相方ランドルが1994年のThe Truth about the UFO Crash at Roswell においてバーネットの主張を否定させる原因となった、バーネットの話にあった「大きな問題点」に触れながら、新しい本は1994年の本で言及されたロズウェル付近の地点は「いんちきということになった。それが一人の目撃者だと主張する人"フランク・カウフマン"の証言に基づいており、彼自身が偽情報の調達人であったことが後に発見されたからだ」とも記している(p.126-7)。1994年の本の冒頭で、彼による異星人の話が取り上げられ、一部の考古学者たちと一緒にいたと主張されていたジム・ラグズデイルは、新しい本では言及されていない。 この本によると、ブレイゼルは全ての本に記述がある残骸があった牧草地の近くで「二人か三人の異星人の死体」を見つけたとし、壊れた異星人の乗り物の他の部分およびそれと一緒にいる乗組員の残りを記述する。それはロズウェルの北北西40マイルに墜落する前に約30マイルほど飛んだままだった。著者たちは2005年にこの最終墜落現場を特定したと主張する。そこは「さらなる二人か三人の死んだ異星人と一人の生きた異星人が民間の考古学者たちによって発見された」場所でもあった(p.127-128)。この本はこの「新しい」墜落現場についてこれ以上は触れていない。この本は複数の新しい話を提示し、異星人がフォスター牧場にいたこと、さまざまな格納庫にいたこと、および謎めいた状況の下で輸送されたコンテナの中にいたことを示した。 1947年に「空飛ぶ円盤」を公表するプレスリリースを発表した人物である、ロズウェル基地の元報道官ウォルター・ホート大尉は、隠蔽があったことと彼が基地の格納庫で異星人の死体を直接見たことを記述する宣誓供述書に署名していた。この宣誓供述書は2002年に署名され、2005年に彼が死んだ後に発表された(p.215-7)。イライアス・ベンジャミンElias Benjaminによる新しい直接の目撃談は、ロズウェル基地の病院へと運ばれる担架の上の異星人を叙述する(p.136-140)。もう一つの目撃談は、異星人の死体が担架の上に安置された調査室へと連れて行かれた人物と言われていた、ロズウェル基地の書記官ミリアム・ブッシュMiriam Bushによってもたらされた(Ch. 12)。20年近く前のグレン・デニスの話と同様に、ブッシュの話は異星人がロズウェル基地にいたとする。この本はデニスについて、彼は嘘を話していたことが判明しており、従って信用できない証言の供給者であるのだが、それにもかかわらず彼が事件のほかの関係者と話をしたは、ロズウェル事件が異星人と結び付けられていく70年代後期よりずっと前である、とも記している(p.135)。
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