WDLC
別名:ウィンドウズデジタルライフスタイルコンソーシアム
WDLCとは、情報機器や情報サービスに関する業界をこえた連携によって、新たなデジタルライフスタイルの提案を目指す業界団体の名称である。2007年11月、マイクロソフト株式会社(日本法人)を中心として発足した。
WDLCでは、PCや携帯電話などの情報機器、情報をはじめ音楽、動画、サービスなどのコンテンツにおいて、各業界の事業者が相互連携が図り、調査・企画からプロモーションに至るまで、さまざまな面での協力が行われる。2007年12月には、PC、ゲーム、デジタル家電、ユビキタスといった利用形態の側面や、連携のテーマなどに基づき、6つの分科会が設置されている。
WDLCの参加企業は、発足時に計48社を数え、2008年4月までに計66社になっている。PCのメーカー、ハードウェアのメーカー、ソフトウェアのメーカー、コンテンツプロバイダ、サービスプロバイダなどが多数参画している他、IT業界にとどまらない業界の企業も数多い。運営委員会を構成している、NECパーソナルプロダクツ、MCJ、オンキヨー、ソニー、東芝、富士通、マイクロソフトの7社を中心として、朝日新聞社、日本放送協会、ヨドバシカメラ、ジャパネットたかた、レーベルゲート、といった多様な業種の企業が参画している。
2008年10月時点では、WDLC参加企業による共同キャンペーンとして、「PC de TV」「PC de 旅」が実施された。2009年5月には、「アイ. ハコブ」プロジェクトが新たに開始されている。
※画像提供 / マイクロソフト株式会社
参照リンク
Windows Digital Lifestyle Consortium
国内企業・団体: | ドコモ・ドットコム WIDE Windowsコンソーシアム WDLC ワコム 弥生株式会社 |
大会・イベント: | アミューズメントマシンショー |
ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム
(WDLC から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/02 16:24 UTC 版)
ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(英語: Windows Digital Lifestyle Consortium)あるいはWDLCは、日本マイクロソフトを中心としたIT機器、ITサービス企業から成るITコンソーシアムであり、Windowsを搭載したパソコンを軸に、携帯電話や他のデジタル家電といった機器などを連携させた新しいデジタルライフスタイルを提案することを目的とする。
概要
2007年(平成19年)11月9日、日本マイクロソフトを中心に、NEC、富士通、東芝、デル、ソニー、シャープなどのPCメーカーや総合電機メーカー、エヌビディア ジャパンやアイ・オー・データといったパーツ・周辺機器メーカー、ヤフー、USENなどネット事業者、NHK、フジテレビジョン、朝日新聞社などメディア事業者、ビックカメラやヨドバシカメラ、ジャパネットたかたといった家電販売店など48社で結成された[1]。
コンソーシアムの取り組みは、主にWindows搭載パソコンの普及が軸となっている。 Windows XPやWindows Vista、Windows 7のサポート終了に伴う、新OSへの買い替えのサポートや高齢者のIT活用支援、若者のパソコン離れといったパソコン関連の問題解決に取り組んでいるほか、地デジ化など、一見パソコンから少し離れた分野での取り組みも行われている[1]。
日本マイクロソフト、NECパーソナルコンピュータ、富士通クライアントコンピューティング、Dynabook、デル、日本HP、MCJ/マウスコンピューター、インテル、インプレス、日経BPから成る「運営委員会」を中心に、114の企業が参画している(2018年3月1日現在)[2]。
テーマに基づき、「共同マーケティング分科会」(同マイクロソフト)、テレビPC利用協議会(同マイクロソフト)「PCライフ分科会」(座長:NEC)、「ユビキタス利用分科会」(同富士通)、「ゲーム分科会」(同MCJ)、「デジタル家電連携分科会」(同ソニー)、といった「分科会」が設置されているほか、IT業界以外の業界との交流を図るため、「業界間連携協議会」が設置されている[3]。
最近では、2020年(令和2年)から、全国の小学校でプログラミングが必修化されることにともない、学校でのプログラミング教育を促進するために、教育ソフトメーカーであるスズキ教育ソフト、学研プラスとのキャンペーン[4]やプログラミング教育用のシングルボードコンピュータであるMicro:bitを200校に無償配布する「MakeCode×micro:bit 200プロジェクト」[5]という企画を行っている[6][7]。
脚注
- ^ a b “MS、ソニーやNHKなどとPC利用促進団体 「デジタルライフスタイル」提案へ - ITmedia NEWS”. ITmedia. 2019年8月16日閲覧。
- ^ “参画企業一覧|Windows Digital Lifestyle Consortium”. WDLC. 2019年8月16日閲覧。
- ^ “デジタルライフスタイルを推進する6つの分科会が誕生――座長にソニーなど - ITmedia NEWS”. ITmedia. 2019年8月16日閲覧。
- ^ “2020年度 小学校プログラミング教育必修化前 最後の夏休み!「学研プラス」「スズキ教育ソフト」とコラボした夏のキャンペーンを実施|ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアムのプレスリリース”. ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC). 2019年8月16日閲覧。
- ^ 当初は「MakeCode×micro:bit 200プロジェクト」という名称で、対象も100校までだった
- ^ “学校のプログラミング教育を応援「MakeCode × micro:bit 200プロジェクト」”. ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC). 2019年8月19日閲覧。
- ^ “micro:bit の無償提供を100 団体から 200 団体へ拡張 ー 全国の小学校における「プログラミング教育」の浸透と拡大を目指し「MakeCode×micro:bit 200 プロジェクト」として追加募集を 7 月 17 日(火)より開始 - News Center Japan”. 日本マイクロソフト. 2019年8月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- WDLCのページへのリンク