VS.レッキングクルー(アーケード版)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:59 UTC 版)
「レッキングクルー」の記事における「VS.レッキングクルー(アーケード版)」の解説
プレイヤーはマリオ(2プレイヤーはルイージ)を操り、スパナゴン、ナスビ仮面といった敵キャラクターを上手く回避・誘導しながら建物内の全ての壁やハシゴを解体するアクションゲーム。ダイナマイトを使用すれば、隣接する壁やハシゴにハンマー1回分のダメージを与え一気に壊せるが、壊す順番をよく考えないと制限時間に間に合わない。なお、アーケード版ではファミコン版と異なり、支柱やドラム缶がない、すべてのフロアに床が存在し、物理的に到達不可能な場所がない、などパズル的要素は希薄で、手詰まりは存在しない。 高次面になるとほぼ全面に壁が存在するようになり、更に高次面になると次第に壁が硬くなり、壊すために叩かなければいけない回数が増えることがある。マリオが敵に触れたり制限時間が無くなると1ミスとなり、マリオの残機が無くなるとゲームオーバー。規定得点を得ると残機が追加され、初期設定では50000点で1回で、初回のエクステンドと追加(エブリ)エクステンドをそれぞれ20000〜100000点or無しの8段階から設定が可能。なお、敵に触れてミスした場合はその場復活だが、制限時間がなくなった場合はその面の初期状態まで戻される。制限時間は面クリア時にボーナス得点として加算される。 本作はプレイヤー(表)とパートナー(裏)に分かれて対戦する仕組みであり、1人プレイの場合は、コンピュータ(以下CPU)がパートナーを担当する。CPUはダイナマイトに隣接する壁や、プレイヤーのいる場所の壁を優先的に壊してきたり、扉を開けてモンスターをプレイヤー側に誘導したりと、プレイヤーの不利になるような行動を取るため、CPUの妨害を交わしながら解体していかなくてはならない。なお、CPUは敵に触れてもミスにならない。また、画面上には反対側にいる相手の動きが影として表示される。 プレイヤーとパートナーが向かい合っている状態で壁などを壊すか扉を開ける、またはパートナーのいる位置の壁に隣接するダイナマイトを壊すとパートナーは最下段まで落ちる。パートナーも同様の行動を取り、その場合はプレイヤーが最下段まで落とされる。なお、いずれもミスにはならない。 ダイナマイトで壁を連鎖させて壊すと高得点(800→1600→2400→以後3200点)。4面ごとにボーナスステージが存在し、ライバルのブラッキーより早く壁の中に隠されたコインを探し出すとボーナス点を獲得できる。一度目の破壊でコインを見つければ、さらに多くのボーナス点が獲得できる。隠れキャラは存在しない。 BGMがファミコン版と全く異なっており、音源化されていない貴重なサウンドとなっている。 対戦プレイを行うためには、純正VS筐体やタイトーのVSキック&ラン純正筐体、セガのバーサスシティなどの同様の対戦台用の筐体か、通常の筐体を2台用意する必要がある。純正でも、テーブルまたはミニアップライト筐体では1人用しかできない。
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