TOI-1807_bとは? わかりやすく解説

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TOI-1807 b

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 05:48 UTC 版)

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TOI-1807 b
TOI-1807 bの想像図
仮符号・別名 TOI 1807 b
星座 りょうけん座[1]
分類 太陽系外惑星
地球型惑星[2]
発見
発見年 2021年
発見場所 トランジット系外惑星探索衛星(TESS)[1]
発見方法 トランジット法[3]
現況 確認[4]
位置
赤経 (RA, α)  13h 25m 08s[4]
赤緯 (Dec, δ) +38° 55′ 21″[4]
距離 42.577±0.076 pc[4]
軌道要素と性質
軌道の種類 周回軌道
軌道長半径 (a) 0.00812±0.00038 au[4]
公転周期 (P) 0.549372±7e-06 [4]
軌道傾斜角 (i) 77.7±1.2°[4]
通過時刻 2457000.166±0.026 BJD[4]
TOI-1807の惑星
衛星の数 0
物理的性質
半径 0.16496±0.00384 RJ[4]
表面温度 2100±40 K[4]
他のカタログでの名称
TOI 1807.01[3]
TIC 180695581 b[3]
Template (ノート 解説) ■Project

TOI-1807 bとは、りょうけん座の方向に約130光年離れた場所に位置するスペクトル分類がK型の恒星 TOI-1807 の周囲を公転している太陽系外惑星である[1][2]

概要

大きさの比較
地球 TOI-1807 b

TOI-1807は、トランジット法を用いたトランジット系外惑星探索衛星(TESS)の観測によって2020年に惑星が存在する可能性があるとされ、その惑星候補は「TOI 1807.01」と指定されていた[3]

その後、TOI-1807 bは、TOI-2076系の3つの惑星と共に2021年に確認された。TOI-1807 bの公転周期は13時間である。TOI-1807の年齢は1億8000万年で、bも若い惑星であり、大気進化の段階であるとされている。TOI-1807 bは地球と比べ、約22,000倍多く紫外線を受けているとされる。なお、TOI-1807と同時に惑星が報告されたTOI-2076とは、2017年欧州宇宙機関ガイアによって宇宙空間を同じ方向へ移動していることが判明しており、これは同じガスの雲から誕生した恒星であることを示唆している[1]

TOI-1807 bは超短周期惑星であるため、関心が持たれている。恒星のすぐ近くで惑星が形成されることは厳しいとされているが、最初は遠くで形成された惑星が内側の現在の軌道へ移動したという説がある。TOI-1807 bは地球型惑星で、表面は溶岩の海等に覆われているとされている[2]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d TESS Discovers Planetary Systems around Two Young Co-Moving Stars”. SCI NEWS (2021年7月14日). 2021年7月27日閲覧。
  2. ^ a b c NASA’s TESS Discovers Stellar Siblings Host ‘Teenage’ Exoplanets”. NASA (2021年7月12日). 2021年7月27日閲覧。
  3. ^ a b c d TESS Project Candidates”. NASA. 2021年7月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j Planet TOI-1807 b”. 太陽系外惑星エンサイクロペディア (2021年7月13日). 2021年7月27日閲覧。

関連項目 


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