ケンタウルス座アルファ星Abとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ケンタウルス座アルファ星Abの意味・解説 

ケンタウルス座アルファ星Ab

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 22:22 UTC 版)

ケンタウルス座α星Ab[1]Candidate 1またはC1とも呼称される)とは、2021年2月に恒星 ケンタウルス座α星A の周囲を公転している可能性がある、直接撮影された太陽系外惑星の候補である。主星から約1.1天文単位離れた距離を約1年の公転周期で公転しており、海王星質量土星の質量の間の質量を持っている[3]。この質量から、ケンタウルス座α星Abはガス状の惑星である可能性が高く、したがって、居住可能な太陽系外衛星がケンタウルス座α星Abの周囲を公転している可能性はあるが、ケンタウルス座α星Aのハビタブルゾーン内に岩石惑星が存在する可能性は排除されている。


注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

  1. ^ a b c d Planet alf Cen A b”. 太陽系外惑星エンサイクロペディア. 2021年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l alf Cen A”. Simbad. 2021年2月26日閲覧。
  3. ^ Wagner, K.; Boehle, A.; Pathak, P.; Kasper, M.; Arsenault, R.; Jakob, G.; Käufl, U.; Leveratto, S. et al. (2021-02-10). “Imaging low-mass planets within the habitable zone of α Centauri” (英語). Nature Communications 12 (1): 922. doi:10.1038/s41467-021-21176-6. ISSN 2041-1723. https://www.nature.com/articles/s41467-021-21176-6. 
  4. ^ Astronomers' hopes raised by glimpse of possible new planet” (英語). the Guardian (2021年2月10日). 2021年2月12日閲覧。
  5. ^ Gough, Evan (2021年2月11日). “Possible Super-Earth in the Habitable Zone at Alpha Centauri” (英語). Universe Today. 2021年2月12日閲覧。
  6. ^ Zhao, L.; Fischer, D.; Brewer, J.; Giguere, M.; Rojas-Ayala, B. (January 2018). “Planet Detectability in the Alpha Centauri System”. Astronomical Journal 155 (1): 12. arXiv:1711.06320. Bibcode2018AJ....155...24Z. doi:10.3847/1538-3881/aa9bea. http://adsabs.harvard.edu/cgi-bin/bib_query?arXiv:1711.06320 2017年12月29日閲覧。. 


「ケンタウルス座アルファ星Ab」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ケンタウルス座アルファ星Abのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ケンタウルス座アルファ星Ab」の関連用語

ケンタウルス座アルファ星Abのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ケンタウルス座アルファ星Abのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのケンタウルス座アルファ星Ab (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS