SourceFilter

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

SourceFilter クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

トレースのソースに基づいてリスナでメッセージをトレースする必要があるかどうかを示します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class SourceFilter
    Inherits TraceFilter

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SourceFilter

C#

public class SourceFilter : TraceFilter

C++

public ref class SourceFilter : public
 TraceFilter

J#

public class SourceFilter extends TraceFilter

JScript

public class SourceFilter extends
 TraceFilter

解説

複数のフィルタ タイプの中の 1 つをトレース リスナに割り当てることにより、トレース スイッチが提供する層に加えてスクリーニングの層を提供できます。このフィルタを使用して、リスナによって作成されるトレース レベルを制御できます。

このクラスは、ユーザーによって設定された特定のトレース ソースに基づいてイベントをフィルタ処理します。

SourceFilter は、ShouldTrace メソッドをオーバーライドし、リスナによってトレースされるトレース ソースの名前を指定する Source プロパティを定義します。

メモ
複数のトレース ソースが同時に同じトレース リスナを使用する可能性があるため、このフィルタが用意されています。

継承階層

System.Object
   System.Diagnostics.TraceFilter
    System.Diagnostics.SourceFilter

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SourceFilter メンバ
System.Diagnostics 名前空間

SourceFilter コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

トレースの名前を指定して、SourceFilter クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Diagnostics
アセンブリ: System (system.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    source As String _
)

Visual Basic (使用法)

Dim source As String

Dim instance As New SourceFilter(source)

C#

public SourceFilter (
    string source
)

C++

public:
SourceFilter (
    String^ source
)

J#

public SourceFilter (
    String source
)

JScript

public function SourceFilter (
    source : String
)

パラメータ

source

トレース ソースの名前。

解説

source パラメータの値は、Source プロパティを初期化するために使用されます。

使用例

2 つの異なる ソース フィルタを使用して、TraceData メソッドを呼び出すコード例を次に示します。1 つのフィルタは架空の名前で、もう 1 つのフィルタは現在のトレース ソースの名前です。最初の例ではトレースはコンソールに書き込まれませんが、2 番目の例では書き込まれます。このコード例は、TraceSource クラスのトピックで取り上げているコード例の一部分です。

Visual Basic

' Test the filter on the ConsoleTraceListener.
ts.Listeners("console").Filter = New
 SourceFilter("No match")
ts.TraceData(TraceEventType.Information, 5, "SourceFilter should
 reject this message for the console trace listener.")
ts.Listeners("console").Filter = New
 SourceFilter("TraceTest")
ts.TraceData(TraceEventType.Information, 6, "SourceFilter should
 let this message through on the console trace listener.")

C#

// Test the filter on the ConsoleTraceListener.
ts.Listeners["console"].Filter = new SourceFilter("No
 match");
ts.TraceData(TraceEventType.Information, 5, 
    "SourceFilter should reject this message for
 the console trace listener.");
ts.Listeners["console"].Filter = new SourceFilter("TraceTest");
ts.TraceData(TraceEventType.Information, 6, 
    "SourceFilter should let this message through on the
 console trace listener.");

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
SourceFilter クラス
SourceFilter メンバ
System.Diagnostics 名前空間

SourceFilter プロパティ

パブリック プロパティ

	名前	説明
	Source	トレース リスナの名前を取得または設定します。

参照

関連項目

SourceFilter クラス
System.Diagnostics 名前空間

SourceFilter メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	ShouldTrace	オーバーライドされます。 トレース リスナでイベントをトレースする必要があるかどうかを決定します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

SourceFilter クラス
System.Diagnostics 名前空間

SourceFilter メンバ

トレースのソースに基づいてリスナでメッセージをトレースする必要があるかどうかを示します。

SourceFilter データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリック コンストラクタ

	名前	説明
	SourceFilter	トレースの名前を指定して、SourceFilter クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリック プロパティ

	名前	説明
	Source	トレース リスナの名前を取得または設定します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	ShouldTrace	オーバーライドされます。 トレース リスナでイベントをトレースする必要があるかどうかを決定します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

関連項目

SourceFilter クラス
System.Diagnostics 名前空間