SnapLine クラス
アセンブリ: System.Design (system.design.dll 内)
構文
解説
デザイン サーフェイスにおけるコントロールの位置決めとサイズ設定を容易にするために、ビジュアル デザイン ツールがサポートする 共通モードを次の表に示します。
SnapLine クラスと関連する型は、Snapline モードのサポートに役立ちます。
スナップ線は、コントロールの端を別のコントロールの近くに移動するか、またはコンテナの境界の近くに移動すると、動的かつ自動的に生成されます。スナップ線は、ツールボックスからコントロールを追加するか、またはマウス操作またはキーボード コマンドでコントロールを移動またはサイズ変更すると生成されます。通常、コントロールには水平のスナップ線と垂直のスナップ線の両方が定義されています。四角形のコントロールの場合、4 つの端すべてからスナップ線が伸びます。
SnapLine クラスは、次の表に示すような少数のプロパティだけを使用して各スナップ線を表します。
SnapLineType | 関連付けられたコントロールに対する線の位置と方向を指定します。通常、類似する型のスナップ線だけが相互に自動配置されます。 |
スナップ線の相対的な優先順位を指定します。指定されたレイアウトを決定するまでの間、アクティブで最も優先順位の高いスナップ線だけが表示されます。 | |
IsHorizontal および IsVertical |
ControlDesigner クラスは、対応するコントロールの種類に応じたスナップ線を SnapLines プロパティに格納します。この基本クラスは、コントロールの端に沿って配置される Left、Right、Top、および Bottom の各スナップ線を定義するため、基本クラスによるスナップ線の処理で大部分のコントロールに対応できます。カスタム コントロールを作成するときに、この既定の編成方法では不十分な場合、ControlDesigner から派生したクラスの SnapLines プロパティをオーバーライドします。たとえば、ラベルなどのテキスト ベースのコントロールに対して、コントロールの上端および下端の代わりにテキストの上端の線とベース ラインに水平スナップ線を配置できます。
Visual Studio では、この機能が幅広くサポートされています。
詳細については、「 チュートリアル : スナップ線を使用した Windows フォーム上のコントロールの配置」を参照してください。
System.Windows.Forms.Design.Behavior.SnapLine
プラットフォーム
Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。
参照
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