SPBとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > コンピュータ > IT用語辞典 > SPBの意味・解説 

IEEE 802.1aq

(SPB から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 08:16 UTC 版)

ショーテスト・パス・ブリッジング (SPB, Shortest Path Bridging)は、複数経路のルーティングを実現する機能の1つ。従来のネットワーク設計・設定の煩雑さを軽減するものとして2012年に IEEE 802.1aq で初めて導入され[1]、2014年以降はIEEE 802.1Qに取り込まれている。

概要

SPBは、IEEE 802.1Dなどで規定されたスパニングツリープロトコル(STP, RSTP, MSTP)を進化させた機能である。

旧来のスパニングツリーでは複数経路のルーティングができず、更にリング状にループ接続された経路上のスイッチでは1ポートを残してすべてブロッキングされ通信に使用できなかった。

SPBでは対照的に、複数の経路がすべて等価として扱われ、収束時間も早く、ネットワーク効率を向上させている。また、SPBで扱えるレイヤ2ネットワークは、従来のVLANで扱える4096個から大幅に拡張されて4096×4096個のLANを構成でき[2]メッシュネットワークによるトラフィック分散も可能となった。リンクアグリゲーション(802.1AX)と組み合わせてアクセス側をさらに冗長化することもできる。

SPBでは、イーサネット接続上にIS-ISを用いたリンクステート型のルーティングでVLANを構築でき、トポロジ情報とVLAN IDを通知する。同一VLANのパケットはMAC-in-MAC (802.1ah)でカプセル化されて通信する。ユニキャストブロードキャストマルチキャストのいずれにも対応している。IS-ISを一部拡張した機能として RFC 6329 の仕様がある。

脚注

  1. ^ Amendment 20: Shortest Path Bridging. IEEE Xplore. (2012-03-29). https://standards.ieee.org/ieee/802.1aq/3818/ 
  2. ^ Shuang Yu. “IEEE approves new IEEE 802.1aq™ Shortest path bridging”. IEEE Standards Association. 2024年1月1日閲覧。 “Using the IEEE’s next-generation VLAN, called a Service Interface Identifier (I-SID), it is capable of supporting 16 million unique services compared to the VLAN limit of four thousand.”

関連項目


SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 06:36 UTC 版)

ATARU」の記事における「SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)」の解説

FBI内でかつて超能力捜査官登用失敗したチームサヴァン症候群注目し、その能力捜査活かそうとするプロジェクト及びその計画主導するチーム総称FBI管理されA4サイズ400ページ資料4分のあらゆるデータを、アタル記憶させるトレーニングをしていた。しかし頭の中の情報引き出能力欠如しており、それがアタル中にある日本への郷愁障害になっている考えたラリーは、その問題解決する目的来日するプロジェクト来日中に上司から中止勧告されており、思うよう成果挙げられていない状況にある。

※この「SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)」の解説は、「ATARU」の解説の一部です。
「SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)」を含む「ATARU」の記事については、「ATARU」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「SPB」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「SPB」の関連用語

SPBのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



SPBのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【SPB】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのIEEE 802.1aq (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのATARU (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS