RNASの艦艇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 08:53 UTC 版)
「イギリス海軍航空隊」の記事における「RNASの艦艇」の解説
ハーミーズ(HMS Hermes) - 巡洋艦改装水上機母艦。1914年イギリス海峡で戦没 エンプレス(HMS Empress)、エンガディン(HMS Engadine)、リヴィエラ(HMS Riviera)、ヴィンデックス(HMS Vindex)、マンクスマン(HMS Manxman) - いずれも海峡フェリー改装。エンプレス、エンガディーン、リヴィエラの3隻はそれぞれ3機の水上機を搭載し、初めての海軍航空攻撃部隊として1914年12月25日のクックスハーフェン空襲を実行した。ヴィンデックスは発進用飛行甲板を備え、車輪式飛行機を運用する最初の艦となった。 ベン・マイ・クリー(HMS Ben-my-Chree) - マン島の高速フェリー改装の水上機母艦で、ガリポリ作戦に参加した。世界で最初に艦船の魚雷攻撃を行った航空機はベン・マイ・クリーから発進したものである。H・K・エドモンズ中佐の操縦するショート水上機は左右のフロートの間に14インチ魚雷を搭載し、15フィートの高さから投下、トルコ艦を撃沈した。ベン・マイ・クリーは1917年にトルコ砲台によって沈められたが、犠牲者はなかった。 アーク・ロイヤル(HMS Ark Royal) - 水上機母艦。ガリポリ作戦に従事し、その後1918年まで現役にあった。1934年、本格的空母に名前を譲るためペガサス(HMS Pegasus)と改名した。 カンパニア(HMS Campania) - キュナードライン客船の改装艦。その120フィートの発艦ランプは先行した各艦よりもずっと大きかったが、それでも車輪付航空機を発艦させるには十分ではなかった。カンパニアは1918年、戦艦ロイヤル・オークと衝突してフォース湾に沈んだ。 ナイラナ(HMS Nairana) - 客船改造の母艦。発艦用甲板装備。 フューリアス(HMS Furious) - 大型軽巡洋艦として起工されたが、後部に18インチ砲、前部に飛行甲板を持つ航空母艦に変更された。1918年には全通甲板型に改装され、その姿で第二次世界大戦を戦った。 アーガス(HMS Argus) - イタリア客船「コンテ・ロッソ」として進水したが、1918年9月、全通甲板を持つ航空母艦として完成した。
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