RNAS装甲車セクション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 08:53 UTC 版)
「イギリス海軍航空隊」の記事における「RNAS装甲車セクション」の解説
航空部門における軍種間の競争のほかに、RNASは陸上でも複数の軍種間の競争を行っていた。ロールス・ロイス装甲車の部隊で構成された「RNAS装甲車セクション」は一時、イギリス唯一の機械化陸上部隊だった。当初の目的は連絡線の提供と、敵地に着陸することを余儀なくされた航空機搭乗員を連れ帰ることだったが、装甲車部隊はすぐに、ドイツ軍の戦線に侵入する海軍機械化部隊の一部として大きな影響力を持つようになった。塹壕戦の進展により西部戦線では有効でなくなると、装甲車部隊は中東、ルーマニア、ロシアなどの他の戦場に移動した。 しかし西部戦線におけるRNASの経験は失われることなく、海軍航空隊第20飛行隊(squadron)が新たに改良された装甲車によって地上戦向けに編成された。そしてこのメンバーが、のちに最初の戦車(リトル・ウィリー)を開発することになる陸上艦隊委員会(Landships Committee)の中核となる。 第二次世界大戦においては、イギリス空軍第1装甲車中隊が、ハバニヤ空軍基地をイラク反乱軍から防衛するにあたって重要な役割を果たした。
※この「RNAS装甲車セクション」の解説は、「イギリス海軍航空隊」の解説の一部です。
「RNAS装甲車セクション」を含む「イギリス海軍航空隊」の記事については、「イギリス海軍航空隊」の概要を参照ください。
- RNAS装甲車セクションのページへのリンク