ミズナラ
北海道、本州、四国、九州、さらにサハリン、南千島、朝鮮などに分布しますが、代表的な日本での産地は北海道です。この類の木材は、広葉樹材としては日本のみでなく、欧米諸国においても代表的なものです。フランスのルーブル博物館の展示品の家具のなかには、ヨーロッパ産の同類の木材が使われているものがあります。最近日本においてもミズナラ製の家具に対する需要が高まってきています。これは、たぶん住宅様式の欧風化と本物指向に伴って、ミズナラのもつ木材の味わいが見直されるようになったからでしょう。歴史的にミズナラの類がヨーロッパでは高級棺用材として珍重され、北海道からそのための厚板として古くから輸出されています。木材の少ない日本から海外へ輸出されたものとして珍しい例です。 ■木材 ■用途 |
ミズナラ
(Quercus crispula から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 07:49 UTC 版)
ミズナラ(水楢[10]、学名: Quercus crispula var. crispula)は、ブナ科コナラ属の落葉高木。コナラよりも葉が大きいナラの仲間で、別名オオナラ(大楢)ともよばれる[11][12]。温帯の落葉広葉樹林の代表的構成種である。和名の由来は、ナラの仲間で、材に水分が多く含み燃えにくいことによる[13][12]。
注釈
出典
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus crispula Blume var. crispula ミズナラ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月20日閲覧。
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- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus mongolica Fisch. ex Ledeb. f. macrocarpa (Nakai) Kitam. et T.Horik. ミズナラ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年1月20日閲覧。
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- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Quercus mongolica Fisch. ex Ledeb. var. crispula (Blume) H.Ohashi ミズナラ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年1月20日閲覧。
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- ^ 鈴木忠司の実験で、水さらしだけでかすかな弱い渋みを残すまでになるのに丸ごとで101日、粗割りで88日かかった(増田孝彦・黒坪一樹「ドングリのアク抜き方法に関する一考察」4頁。)。
- ^ “ミズナラ”. 北海道森林管理局. 2012年1月21日閲覧。
- ^ “日本のレッドデータ検索システム(ミズナラ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2012年1月21日閲覧。
- ^ “国指定文化財等データベース(小黒川のミズナラ)”. 文化庁. 2012年1月21日閲覧。
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