PLANET-C
名称:金星探査機(PLANET-C)
小分類:金星観測
開発機関・会社:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
運用機関・会社:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙航空研究開発機構(JAXA)
打ち上げ年月日:2010年(予定)
打ち上げ国名:日本
打ち上げロケット:
打ち上げ場所:
金星探査機「PLANET-C」は火星探査機のぞみに続く、日本の惑星探査計画です。「地球の双子星」と言われるお隣の惑星、金星の大気の謎を解き明かすことを目的にしています。
金星は一番星、あるいは「明けの明星」「宵の明星」として親しまれ、地球と大きさがよく似ていますが、その環境は地球と大きく異なっています。高温の二酸化炭素の大気が太陽エネルギーを閉じこめて温暖化を引き起こしているために灼熱地獄となり、硫酸の雲が浮かんでいます。なぜ金星が地球とまったく異なる環境になったかの原因を探れば、地球環境の成り立ちや気候変動を解明する手がかりが得られるでしょう。
また、金星は243日かけて西向きに自転していますが、大気は毎秒100mにも達する「スーパーローテーション」と呼ばれる暴風が吹いています。自転速度の60倍にも及ぶ風は金星最大の謎と言われています。
PLANET-Cは2010年に打ち上げられる予定です。厚い雲を通して地表面まで観測する高分解能の赤外線カメラ、雷放電の発光を高速でとらえるセンサー、高速の雲を見るカメラ、厚い大気を突き抜ける電波などを用いて、金星全体の気象現象や地表面を調べ、金星から宇宙空間へと逃げ出す大気の観測、雲のクローズアップ撮影も行います。まだ見ぬ活火山の発見や、鉱物の分布を知ることも期待されています。
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