Misson3「やぎさんゆうびん」
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「ブレーメンII」の記事における「Misson3「やぎさんゆうびん」」の解説
エルンスト・ヘルツォーク 複数の博士号を持つ完全主義者。病弱で孤独な内面を持つ。早死の家系だったことから「超人願望」に駆り立てられ、遺伝子レベルでの自己改造を行う。 かつては端整な顔立ちの美青年であったが、自ら投与した生体ナノ・マシーンの作用でひび割れた表皮に大きな山羊の角を持つ化け物のような姿に変態しており、身体能力も飛躍的に上昇し、ケブラーβ製の防護服ですら簡単に引き裂く爪を所持する。性格も当初は大人びたものだったが末期では子どもっぽい言動が目立つ。 自身の体を強化するため生体ナノ・マシーンの研究に傾倒、そのナノ・マシーンの機能を使ってモーゲンスターン博士の研究所で働いていた時に黒ヤギのカインの能力を盗み出し、それを自身の肉体に組み込んだ。その後殺人・麻薬取締法違反などの罪で逮捕される。 辺境刑務惑星ムィン・シャンクルに流刑になる途中、司法護送船MJ10の乗組員・司法省職員・流刑囚(計335名)すべてを虐殺。刑務官と偽りブレーメンⅡに保護されるが、自身が取り込んだカインの存在を感知したアベル館長に正体を見破られ、船の一部を破壊した後逃走。惑星プレリアでドリアードを基礎としたさらに凶悪な薬物「天国の門」(ヘブンズ・ゲート)を作りあげ、惑星フロリナでの資金の調達および部下に対する恐怖支配を実行していた。そこで潜入捜査していたハークネスを捕らえて彼を実験台にし、今度はシャキールを新たなナノ・マシーンのベースにしようとするが、ハークネスの救助に来たシャキールとブレーメンIIのクルー達の妨害に遭って失敗。そして最後はキラの嘲笑や脱出したハークネスの罵倒に憤慨し、暴れ狂った末にナノ・マシーンの暴走で体が破裂し死亡した。 犯罪者登録番号E-Y305-M427314。後にマスコミにより「闇の王子」という呼び名がつけられるが相反してキラには「ハッチポッチパッチ(ごった煮のツギハギ・HPP)」と呼ばれる。 カイン 敏捷性に優れ、驚異的な運動能力を持っていた黒ヤギ。アベルと同じ細胞から育ったクローン兄弟。アベルのように相手の思考を読む能力は無い。 尊敬していたヘルツォークに有機的ナノマシーンを投与され能力を盗まれる。身体が抜け殻になった後は精神体となってヘルツォークと共に居たが、ヘルツォークに「いらない」と言われ分離。ハークネス捜査官に「天国の門」の化学式と解毒治療法を伝え、消滅する。
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