Might and Magic Book One : the Secret of the Inner Sanctum (1987年)
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VARNと呼ばれる世界を舞台に、プレイヤーがモンスターと戦いながらクエストを解決してゆく。 極端な自由度の高さ、マップの広大さなど、世界観で遊ぶという方向性で熱烈なユーザを獲得したシリーズ第一作。Apple IIにおいて発売され、MS-DOS等にも移植された。 難易度は高く、最初は物語などの説明が一切無く開始され、所持金も含め開始直後は持ち物を棍棒以外持っておらず、なおかつ、目的も不明であるため初心者には不親切であった。レベルが低い間(集団攻撃魔法を唱えられるようになるまで)は非常に経験値が溜まりにくく、レベル2になるまでにも相当数の戦闘と宿屋での記録を必要としたので、日本では初期段階で投げ出す者も多かった。クエストが数多く用意されているが、クリアに関係あるものと無いものが無造作に混在しており、困難な謎解きを必要とするものもあるため、マッピングと細かい情報のメモが重要になる。 地上マップは20のエリアに区切られていて、5つの町と6つの城といくつかのダンジョンが点在している。ダンジョンと洞窟が別扱いになっており、洞窟は地下一層のみだが、ダンジョンは最大地下3階構成になっている。 パーティは最大6人までで、職業は、騎士、戦士、射手、僧侶、魔法使い、盗賊の6つがある。戦士、射手、僧侶、魔法使いは魔法を使うことができる。魔法はレベル単位で区切られていて、1つの魔法レベルの中に5から8程度の呪文が入っていて、魔法レベルが1つ上がれば、そのレベルの中の魔法が全て使えるようになる。通常のキャラクターのレベルと、魔法レベルは別扱いになっており、通常のレベルが2つ上がるごとに、魔法レベルが1つ上がるようになっている。 また、この作品の時点で最終局面にSFの要素が取り入れられている。表題に「Book One」と付けられていたり、マップ中にもGates to Another Worldという2作目の世界CRONにつながる(2作目のサブタイトルでもある)門があったりすることからも、シリーズ化が前提であったことがうかがえる。 日本版は画面の位置が微妙に変更され、戦闘中にモンスターの絵が表示されるなど、グラフィックが強化されている。操作方法も数字キーを使った独自のものになっている。
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