Mid-gut gland necrosis virus of Panaeus japonicusとは? わかりやすく解説

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クルマエビの中腸腺壊死症ウイルス [Mid-gut gland necrosis virus of Panaeus japonicus (MGNV-PJ)]

 この病気以前、"中腸腺白濁症"とよばれていたが、バキュロウイルス感染しておきることが判ったので、病名は"バキュロウイルス中腸腺壊死症"とされている。このウイルス病1971年初め山口県クルマエビ種苗生産場で発生して以来全国的に広がってクルマエビ養殖大きな被害もたらしてきたが、その後予防対策普及によってこの病気発生減少してきた。多くクルマエビ幼生(体長9mm以下)が感染して、その死亡率90%を超え、しばしば大量斃死(へいし)をおこしたこともあるので軽視できない病気である。 症状中腸腺白く濁り軟化する中腸腺の上細胞内でウイルスの増殖がみられ、肥大することが特徴である。おもな感染源不顕性感染をした親エビで、その排泄物などとともに水中へでたウイルス幼生の口から感染する
原因ウイルスバキュロウイルス科(2本鎖DNA)に属しているが、まだ分離されていない宿主細胞内ではカイコバキュロウイルスのような封入体(多角体)をつくることはない。形は桿状その大きさ72×310nmである。このウイルス清浄な海水中(25)や塩素あるいは紫外線によって不活化される発病防止するには受精卵選別洗浄後、別の水槽移して垂直感染防止する方法と、発病した幼生殺滅して水平感染防止する方法徹底的な消毒法が用いられている。なお、ウシエビ幼生感染して中腸腺冒すモノドン・バキュロウイルス(MBV)も知られている。

「Mid-gut gland necrosis virus of Panaeus japonicus」の例文・使い方・用例・文例

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