M18
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/01 06:56 UTC 版)
- 天体
- 年号
- 番組名
- 長島三奈の熱闘!スポーツM18 - テレビ朝日が20世紀末に制作したスポーツ情報番組
- 兵器
- M18 (駆逐戦車) - アメリカ陸軍の駆逐戦車
- M18 57mm無反動砲
- M18クレイモア - アメリカの対人地雷
- SIG SAUER M18 - アメリカ軍の拳銃
- AN M18 - アメリカ軍の発煙手榴弾
- M18 (モニター) - イギリス海軍のモニター艦
- 駅ナンバリング
M18
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 23:33 UTC 版)
M9A1を基に各部の設計を見直し、本体を鋳造アルミニウム合金製としてM9A1より5.57lb(約2.53kg)軽量化した更なる改良型。射撃時の安定を増すための二脚が装備されていることと、肩当ての形状がM9の2段カーブ型からアーチ型となっていることが大きな特徴である。 M18は材質の他は発射筒後端の噴出口のガードが鋼線を組み合わせたスケルトン形から砲口の吹き返し防止装置と同じラッパ状の形状となった他はM9A1とほぼ同一の構成・構造で、携行時に中央部で分割できることも同様だが、照準器の装着法を改良し、M9では上下に動く横型の照尺式であったものがM18では前後に動く縦型に変更され、照準器を折り畳むための可倒軸が調整可能なものとなり、左右方向の照準調整が可能となった。照準器自体はM9A1と同じT90光学照準器がそのまま使われているが、ゴム製のアイピースが追加されている。 ゼネラル・エレクトリック社により当初は“M9E2”の名称で開発され、後にT90に改称されて1945年4月に“Rocket Launcher,M18”として制式化された。同年春から部隊配備が開始される予定であったが、本格量産に入る前に欧州戦線が終結し、太平洋戦線向けに配備先が切り替えられたもの、発注は1,000基で打ち切られ、500基が生産され350基が部隊配備されるに留まった。 M18の照準器部分の説明図 M6A3C ロケット弾 1944年7月と11月に第704戦車駆逐大隊において行われた、鹵獲ドイツ戦車各種に対するアメリカ軍装備火砲の実射実験の結果、改良型のM6A3であってもドイツ軍の新型戦車に対しては威力不十分であり、パンターやティーガーIの正面装甲を貫くことは難しかった。これを受けてM9およびT90(M18)向けに更なる威力向上型のロケット弾が開発され、炸薬をペントライトに変更したM6A3/C(“C”は“Composition”.「混合爆薬」を示す)成形炸薬弾頭ロケット弾が完成し、装甲貫通力は最大5インチ(127mm)にまで向上したが、最終的には大口径の新型“バズーカ”を開発することが決定されている。
※この「M18」の解説は、「バズーカ」の解説の一部です。
「M18」を含む「バズーカ」の記事については、「バズーカ」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- M=18のページへのリンク