JNCとは? わかりやすく解説

ジェー‐エヌ‐シー【JNC】


JNC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/02 07:55 UTC 版)

チッソ > JNC
JNC株式会社
JNC Corporation
水俣工場正門
種類 株式会社
略称 JNC
本社所在地 日本の旗 日本
〒100-8105
東京都千代田区大手町二丁目2番1号
(新大手町ビル)
北緯35度41分5.9秒 東経139度46分1.5秒 / 北緯35.684972度 東経139.767083度 / 35.684972; 139.767083座標: 北緯35度41分5.9秒 東経139度46分1.5秒 / 北緯35.684972度 東経139.767083度 / 35.684972; 139.767083
設立 2011年1月12日
業種 化学
法人番号 6010001137545 ウィキデータを編集
事業内容 機能材料、化学品、繊維、肥料の研究開発、製造及び販売
代表者 浅野進(代表取締役社長)
資本金 311億5000万円
売上高 1370億630万円(2026年03月期)
営業利益 34億3400万円(2026年03月期)
経常利益 43億円(2026年03月期)
純利益 33億6800万円(2026年03月期)
純資産 1291億4100万円(2026年03月期)
総資産 2460億6200万円(2026年03月期)
従業員数 連結:2,493人
主要株主 チッソ (100%)
主要子会社 JNC石油化学株式会社 (100%)JNCファイバーズ株式会社 (100%)九州化学工業株式会社 (90%)JNCマテリアル株式会社 (100%)JNCフィルター株式会社 (100%)日祥株式会社 (100%)オージェイケイ株式会社 (100%)JNCセントラル株式会社 (92%)株式会社JNCパワー (100%)JNC NORTH AMERICAN CORP. (100%)捷恩智(上海)企業管理有限公司 (100%) 他
外部リンク https://www.jnc-corp.co.jp/ (日本語)
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本社の入居する新大手町ビル

JNC株式会社(ジェイエヌシー)は、日本の化学メーカーである。チッソ株式会社の完全子会社。2011年1月12日にチッソの子会社として設立された後、同年3月31日にチッソから事業譲渡を受けて翌4月1日に営業を開始した。みどり会の会員企業であり三和グループに属している[1]。

事業

JNCグループは、電子材料から石油化学製品、繊維、肥料、ライフケミカル、発電、商事、エンジニアリングまで幅広い化学関連事業を展開する企業グループである。近年では、特に機能性材料、環境・エネルギー関連材料、ライフケミカル関連材料の研究開発に注力している[2]。電力事業では、九州に13か所の流れ込み式水力発電所を保有しており、最大出力は約98,000kW、年間発電量は一般家庭約14万戸分に相当する[3]。発電した電力は、水俣製造所をはじめとする自社の電力需要を賄うほか、余剰分は電力会社へ売電されている。

拠点

JNCの本社は東京都千代田区大手町の「新大手町ビル」に入居しており、これはチッソの東京本社と同じである。JNCの大阪事務所は大阪市北区中之島の「中之島ダイビル」に入居しており、これはチッソの大阪事務所、チッソと同根の旭化成の大阪本社と同じである。なお、登記上本店はチッソや旭化成とは異なり、新大手町ビルにある。また、JNC本体の製造拠点は熊本県水俣市の水俣製造所である。

事業再編計画

JNCは、チッソの事業再編計画に基づき、チッソの事業のうち、水俣病補償業務(患者センターなど)を除く事業の譲渡を受け、2011年4月に営業を開始した。当初の計画では、既存の機能材料分野の事業拡大や、環境・エネルギー分野をはじめとする新規事業への進出などが掲げられていた。[4]事業譲渡により、チッソの子会社・関連会社はJNCの子会社・関連会社となり、チッソ本体の従業員約810名のうち約700名はJNCへ転籍となった[5]。水俣病の患者団体は、この事業譲渡を責任負担義務の切り離しであると批判した[6]。

沿革

  • 1906年(明治39年)1月12日 - 創業。JNCの源流企業である曾木電気株式会社が設立される。
  • 2009年(平成21年)7月15日 - 議員立法「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法」(平成21年7月15日法律第81号)公布、即日施行。
  • 2010年(平成22年)
    • 6月4日 - チッソが特措法第8条の指定を環境大臣に申請[7]。
    • 7月6日 - 環境大臣、チッソを特措法第8条の特定事業者に指定[7]。
    • 11月12日 - チッソが特措法第9条第1項の事業再編計画の認可を環境大臣に申請[8]。
    • 12月15日 - 環境大臣、チッソの事業再編計画を認可[9]。
  • 2011年(平成23年)
    • 1月12日 - チッソ子会社としてJNC株式会社を設立[10]。
    • 2月8日 - 大阪地方裁判所、特措法第10条第1項の規定に基づく事業譲渡を許可[11]。
    • 3月10日 - チッソ取締役会で事業譲渡を決議[12]。
    • 3月31日 - チッソは事業再編計画に基づきJNCに事業譲渡[13]。
    • 4月1日 - JNC営業開始[14]。

参考文献

  1. ↑ “メンバー会社一覧|みどり会”. みどり会. 株式会社みどり会. 2025年11月5日閲覧。
  2. ↑ 研究開発・生産技術 JNC株式会社
  3. ↑ 水力発電 JNC株式会社
  4. ↑ JNC株式会社 営業開始のお知らせ JNC株式会社、2011年4月1日。
  5. ↑ 「チッソ分社化 事業譲渡 新会社JNC きょう営業開始」『熊本日日新聞』(第24823号、p. 1、2011年4月1日)
  6. ↑ 「チッソ、JNCに事業譲渡 株売却時期など焦点 期待と注文の声 交錯 水俣市」『熊本日日新聞』(第24823号、p. 2、2011年4月1日)
  7. 1 2 「特定事業者指定申請書について」『ニュースリリース』(チッソ、2010年7月6日)
  8. ↑ 「事業再編計画の認可申請について」『ニュースリリース』(チッソ、2010年11月12日)
  9. ↑ 「事業再編計画の認可の件」『ニュースリリース』(チッソ、2010年12月15日)
  10. ↑ 「事業会社の設立」『ニュースリリース』(チッソ、2011年1月11日)
  11. ↑ 「事業譲渡の許可のお知らせ」『ニュースリリース』(チッソ、2011年2月8日)
  12. ↑ 「事業譲渡に関するお知らせ」『ニュースリリース』(チッソ、2011年3月10日)
  13. ↑ 「事業譲渡に関するお知らせ」『ニュースリリース』(チッソ、2011年3月10日)
  14. ↑ 「JNC株式会社 営業開始のお知らせ」『ニュース』(JNC、2011年4月1日)

関連項目

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