JEDEC標準モジュール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 13:49 UTC 版)
「DDR3 SDRAM」の記事における「JEDEC標準モジュール」の解説
チップ規格モジュール規格メモリクロック(MHz)バスクロック(MHz)転送速度(GB/秒)データ転送速度(サイクル)(MHz)データ転送速度(転送回数)(MT/秒)モジュールのデータ転送速度(64ビットデータ=8バイト(B)(1バイト=8ビット))(MB = 10 6 {\displaystyle 10^{6}} B、GB = 10 9 {\displaystyle 10^{9}} B)DDR3-800 PC3-6400 100 400 6.400 800 800 800MHz × 8B = 6,400MB/秒 = 6.4GB/秒 DDR3-1066 PC3-8500 133 533 8.533 1,066 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 1,066 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 1,066 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} MHz × 8B ≒ 8,533MB/秒 = 8.533GB/秒 DDR3-1333 PC3-10600 166 667 10.667 1,333 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} 1,333 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} 1,333 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} MHz × 8B ≒ 10,667MB/秒 = 10.667GB/秒 DDR3-1600 PC3-12800 200 800 12.800 1,600 1,600 1,600MHz × 8B = 12,800MB/秒 = 12.8GB/秒 DDR3-1866 PC3-14900 233 933 14.933 1,866 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 1,866 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 1,866 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} MHz × 8B ≒ 14,933MB/秒 = 14.933GB/秒 DDR3-2133 PC3-17000 266 1066 17.067 2,133 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} 2,133 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} 2,133 1 3 {\displaystyle {\tfrac {1}{3}}} MHz × 8B ≒ 17,067MB/秒 = 17.067GB/秒 DDR3-2400 PC3-19200 300 1200 19.200 2,400 2,400 2,400MHz × 8B = 19,200MB/秒 = 19.2GB/秒 DDR3-2666 PC3-21333 333 1333 21.333 2,666 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 2,666 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} 2,666 2 3 {\displaystyle {\tfrac {2}{3}}} MHz × 8B ≒ 21,333MB/秒 = 21.333GB/秒 注記:上のリストのうち、DDR3-2133まではJEDECのJESD79-3Dによって標準化された。これら以外のRAMデータレートはJEDECにより標準化されていない。非標準の高速モジュールは、製造元が耐性の高いメモリチップを選別し、電圧を上げたものである。その中で高速なものでは、DDR3-2800がある。 DDR3-xxxの「xxx」はDDRチップ自体のデータ転送レートを表す。それに対してPC3-yyyyの「yyyy」はDIMMモジュールの理論的な帯域幅(しばしば概数として丸められる)を示す。帯域幅は毎秒転送量を8倍して求められる。これは、DDR3メモリモジュールは64データビット幅を持ち、1バイトは8ビットであることから、1回ごとに8バイト転送されるからである。 DDR3にも、DDR2と同様に、帯域幅や容量に加えて、次のようなオプションの規格がある。 ECCの実装。信頼性の向上のため、余分なデータバイトレーンを持つ。小規模なエラーは訂正され、大規模なエラーは検出される。ECC付きモジュールは、型式名にECCもしくはEが付く。例えば『PC3-6400 ECC』または『PC3-8500E』である。 "registered"により信号を安定させる。その結果、クロックレートおよびスロットあたりの容量も向上することがある。これはregisterチップに信号をバッファリングすることによる。バッファリングされる分、余分なクロックを必要とし、レイテンシが増える。これらのモジュールの型式名はRが付く。対してノン・レジスタード(別名unbuffered) RAMを区別する必要があるときは、Uを付ける。PC3-6400RはレジスタードなPC3-6400モジュールであり、PC3-6400R ECCはさらにECCが加えられている。 fully buffered。これは形式名にFもしくはFBが加わる。他の種類とはノッチの位置が異なる。これは、完全バッファ化モジュール (Fully buffered modules) はレジスタードモジュール用に作られたマザーボードでは使用できないため、モジュールの挿入を防ぐためである。
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