JALタッチ&ゴーサービス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 03:14 UTC 版)
「JAL ICサービス」の記事における「JALタッチ&ゴーサービス」の解説
チケットレス搭乗サービスである。チケットレスで航空券予約・購入時を行い(パッケージツアー〈ここでは個人旅行を指す〉の場合は、旅行代理店にその旨を申し出る)、チケット購入時に座席指定を行っていない場合は搭乗前にパソコンまたは携帯電話からWebチェックインと呼ばれる操作を行っておく。空港到着後はチェックインカウンターや自動チェックイン機に立ち寄る必要はなく、そのまま保安検査場に向かう。手荷物を預けたい場合は検査場に出向く前に手荷物カウンターで預けるが、その際にICカードもしくはお客様控えを提示、荷物と顧客の紐付けを行う。保安検査場では航空券を係員に見せる代わりに専用の機械に同じ物をタッチし、便名や座席などが印刷されたレシート状の「お客様控え」を受け取り、搭乗時には自動改札機に再びカードなどをタッチする(検査場でタッチした物ではない媒体の物をタッチするとエラーがでる)。ANAのSKiPサービスでは、保安検査場で搭乗口・搭乗グループ順・座席番号が記載された「保安検査証」、搭乗口で座席番号が記載された「ご搭乗案内」が発券されるが、JALタッチ&ゴーサービスでは保安検査場で発行された「お客様控え」1枚でそれらの役割を賄う為、保安検査後搭乗開始直前迄の間に座席変更やキャンセル待ちによる座席確保が為されない限り、搭乗口で新たなレシートが発行される事はない。通常の航空券同様、降機時に特別な作業などはない。ちなみに、初代の自動改札機(搭乗ゲート)に設置されているICカードリーダーライターは、元々磁気テープ式航空券の運用が現役で、eチケットお客様控などに印字される2次元バーコードでの搭乗方法が未導入の時点で導入されており、初期のSuica対応自動改札機に設置されていた物とほぼ同じ物であった。その為、QRコードによるタッチ&ゴーサービスのスタート当初は改札機にQRコードリーダーが後付けされ、保安検査場の端末がQRコード用とICカード用に分かれていた。次世代版では保安検査場端末・搭乗口改札機共にIC読み取り部分と2次元バーコードの読み取り部分を同一化したものに改良されている。また幼児券や小児、一般、優等顧客などの差によりタッチした際の音色、また改札機上で光るLEDが変化するようになっている。
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