Henry Manciniとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Henry Manciniの意味・解説 

ヘンリー・マンシーニ

(Henry Mancini から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 21:03 UTC 版)

ヘンリー・マンシーニ
Henry Mancini
基本情報
出生名 Enrico Nicola Mancini
生誕 (1924-04-16) 1924年4月16日
アメリカ合衆国オハイオ州クリーブランド
死没 (1994-06-14) 1994年6月14日(70歳没)
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル 映画音楽
職業 作曲家指揮者
公式サイト http://www.henrymancini.com/

ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini、1924年4月16日 - 1994年6月14日)は、アメリカ合衆国作曲家編曲家。映画音楽家としてグラミー賞アカデミー作曲賞に何度も輝いた。

生涯

1924年オハイオ州クリーブランド生まれ、ペンシルベニア州で育った。出生時の名前はエンリコ・ニコラ・マンチーニ(Enrico Nicola Mancini)。イタリア系アメリカ人

幼い頃より、フルート奏者の父親からフルートとピッコロの英才教育を受けた。ハイスクールを卒業後、ベニー・グッドマンの勧めでニューヨークへ移住する。名門ジュリアード音楽院に進学し、作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコエルンスト・クルシェネクに師事した。第二次世界大戦では空軍に所属し、マーチングバンドでも活躍した。その後テックス・ベネキーに作品を認められ、グレン・ミラー楽団にアレンジャーピアニストとして採用される。

1952年ユニバーサル映画に入社する。音楽監督のジョセフ・ガーシェンソン(Joseph Gershenson)のアシスタントとして修行しながら、アボットとコステロの喜劇や『大アマゾンの半魚人』等のB級ホラーの劇伴を手がけた。そして『グレン・ミラー物語』、『黒い罠』といったヒット作で頭角を現わす。

1960年代からは主に、『ティファニーで朝食を』『シャレード』などオードリー・ヘプバーン作品で注目を浴びた。特に『ティファニーで朝食を』でヘプバーンが歌った『ムーン・リバー』はスタンダードとなった。ブレイク・エドワーズの作品にほとんど関わった。

他に『刑事コロンボ』のテーマ(もとはNBCのウィール、NBCミステリー・ムービー のテーマ)や『ピーター・ガン』のテーマ、『ピンク・パンサー』のテーマ、『ひまわり』のテーマなどがよく知られている。

温厚な人柄で知られ、ヘプバーンやクインシー・ジョーンズジェリー・ゴールドスミスら数多くの友人に慕われた。またモーリス・ジャールミシェル・ルグランラロ・シフリンといった外国人作曲家にも親身に関わった。人望も厚く、いくつかの大学で名誉博士号を受け、後進の育成にもあたった。

1994年6月14日、膵臓および肝臓癌のためビバリーヒルズの自宅にて死去。70歳。

主な作品

受賞歴

アカデミー賞

  • 1961年「ティファニーで朝食を」歌曲賞、劇・喜劇映画音楽賞
  • 1962年「酒とバラの日々」歌曲賞
  • 1982年「ビクター/ビクトリア」音楽(編曲・歌曲)賞

ゴールデン・グローブ賞

脚注

外部リンク


「Henry Mancini」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Henry Mancini」の関連用語

Henry Manciniのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Henry Manciniのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヘンリー・マンシーニ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS