FW12とは? わかりやすく解説

FW12

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 18:06 UTC 版)

ウィリアムズ・FW12」の記事における「FW12」の解説

1988年ウィリアムズは、ホンダターボエンジン供給受けられなくなった。すでに1989年からターボエンジン禁止されることが決定していたため、1年前倒しジャッド製のV型8気筒3,500cc自然吸気 (NA) エンジン搭載したアクティブサスペンション1987年シーズン終盤戦実戦投入し、イタリアGPネルソン・ピケ優勝するなど結果残していた。1987年から1988年にかけてのシーズンオフジャン=ルイ・シュレッサーテストドライバーとしてアクティブサスペンション搭載したマシンテスト行い、これをドライブしたナイジェル・マンセルリカルド・パトレーゼアクティブサスペンションに対して良い評価与えたため、FW12に搭載することになった。 しかしレースではアクティブサスペンショントラブル多発し第8戦イギリスGPの期間中アクティブサスペンション放棄された。ただし、フロントサスペンション通常のコイルスプリング収めるスペース無かったため、金属ディスク重ねたスプリング採用した。第15日本GPでは新シャシー(5号車)が投入された。この車両には通常のコイルスプリング採用したフロントサスペンションモノコック内に垂直に取り付けられ同時にサスペンション形式プッシュロッドからプルロッド変更されるという大きな変更加えられていた。 ギアボックスディフューザーのアップスウィープのデザイン干渉しないよう、横置きでリヤアクスル前方設置された。この手法は1990年代終わりまで流行することになる。 サイドポンツーン上面ラジエター排熱口を設けた小型タイプだったが、慢性的なオーバーヒート悩まされた。シーズン終盤は、側面排熱口のある通常のタイプ変更された。 第9戦ドイツGPではロードラッグ仕様のエアロパッケージが投入された。リアウイング下段フラップのみの小ささで、インダクションポッドをなくし、エンジンカバーメッシュ吸気口設けていた。この仕様予選出走しただけで、以後使用されなかった。 FW12は、1号車から5号車までの5台が投入された。

※この「FW12」の解説は、「ウィリアムズ・FW12」の解説の一部です。
「FW12」を含む「ウィリアムズ・FW12」の記事については、「ウィリアムズ・FW12」の概要を参照ください。

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