JSの由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 14:42 UTC 版)
リジェのF1カーの形式番号に付けられるJSは、ギ・リジェの親友で1968年フランスグランプリで事故死したフランス人F1ドライバー、ジョー・シュレッサー(Jo Schlesser、同じくレーシングドライバーのジャン=ルイ・シュレッサーの叔父)の頭文字に由来する。 この時にシュレッサーが所属していたチームはホンダであり(搭乗した車はホンダ・RA302)、リジェ最後の年で最後の優勝を記録した1996年(モナコグランプリ、オリビエ・パニス)、翌年JSの名前を最後に冠したJS43、どちらも搭載エンジンは(無限)ホンダであり、奇妙なめぐりあわせともなっている。 また、ジョー・シュレッサー、ジャン=ルイ・シュレッサーとホンダの奇妙なめぐりあわせはほかにもある。1988年のF1世界選手権、ホンダエンジンを搭載したマクラーレン・MP4/4は16戦15勝(アイルトン・セナ8勝、アラン・プロスト7勝)の成績で、セナはドライバーズ・チャンピオン、マクラーレンはコンストラクターズ・チャンピオンを獲得したが、唯一落としたのはイタリアGP。セナはアクシデントでリタイアしたが、その相手はウィリアムズ・FW12を駆るジャン=ルイ・シュレッサーだった。
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