FW08C
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 20:57 UTC 版)
「ウィリアムズ・FW08」の記事における「FW08C」の解説
FW08Cは1983年から導入されたフラットボトム規定に適合するようFW08を修正したマシンである。サイドポンツーンが小型になり、重量配分をリア寄りにするため、ラジエーターを車体後方に配置した。ヒューランド製ギアボックスは6速仕様となった。シーズン途中から、コスワースDFVエンジンの改良型、DFYに換装したが、ターボエンジンとのパワー差は埋め難かった。 第5戦モナコGPでは、前年王者のケケ・ロズベルグが濡れた路面をスリックタイヤで快走し優勝した。しかし、シーズンを通して、ターボエンジン勢のタイトル争いには加われなかった。チームはホンダと契約し、最終戦南アフリカGPではホンダV6ターボエンジンを搭載するFW09を投入した。なおこのFW08Cは、まだF3ドライバー時代だったアイルトン・セナがウィリアムズのF1マシンを初めて運転したマシンでもある。
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