Exchange Server 2003とは? わかりやすく解説

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Exchange Server 2003

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 09:32 UTC 版)

Microsoft Exchange Server」の記事における「Exchange Server 2003」の解説

2003年9月28日リリース開発コード名 TitaniumWindows 2000 Server(ただし、SP4)と、32ビットWindows Server 2003動作するが、前者では新機能の一部機能しない各種互換モード備えており、ユーザー徐々に移行できるようにしている。これは、多数Exchange Server稼動させていて、移行のためにサービス停止できない企業など重宝された。 Exchange Server 2003の新機能の一つとしてダウン時の復旧高速化した点が挙げられる。これは、メッセージストアがバックアップから復旧される前から新規メールやり取りを可能としたものである。Mobile Information Server 2001 / 2002機能一部Exchange Server取り入れられた。例えば、Outlook Mobile AccessActiveSyncサーバ側などである(Mobile Information Serverその後開発中止となった)。ウイルスおよびスパム対策強化されフィルタリングソフト向けのAPI追加SPFおよびDNSBLフィルタリング基本部分組み込みなされている。メッセージ / メールボックス管理ツール強化され管理者作業時間短縮寄与している。インスタントメッセージExchange Conferencing ServerLive Communication Serverその後Microsoft Office Communications Server改名)に分離され別製となったため、完全に除かれた。マイクロソフトグループウェアとしての機能を、Microsoft OfficeMicrosoft Office Live Communications ServerMicrosoft Live MeetingMicrosoft Office SharePoint Server組合せ実現するという方向となっている。このためExchange Serverは、電子メール予定表だけを分担するようになっている。 Exchange Server 2003には、スタンダード・エディションエンタープライズ・エディションがある。スタンダード・エディションサーバ毎に1つのメッセージ・データベースをサポートしデータベース最大16GBである。SP2では最大75GBに拡張されたが、デフォルトは18GBとなっており、それ以上設定するにはレジストリ編集する必要があるエンタープライズ・エディションでは最大 16TB であり、最大5つデータベースからなるストレージグループをサーバ内に最大4つ持つことができる(合計20個のデータベース)。 Windows Small Business Server 2003にはExchange Server 2003も含まれるが、32ビット版だけであり、64ビット版では動作しないExchange Serverの使うRPCプロトコル独自のもので、APIしか公開されていない (MAPI)。これは、Microsoft Outlookクライアントで使うべく設計された。Exchange Server上の電子メールPOP3IMAP4アクセスでき、Mozilla ThunderbirdLotus Notesといったクライアントでも使えるOutlookEvolutionExchange Server特有の機能にも対応したクライアントである。Macintosh用のMicrosoft Entourage最新版ではExchange Server特有の機能大部分サポートしている。ウェブブラウザからメールボックスアクセスすることもでき、これをOutlook Web Access (OWA) と呼ぶ。また、Exchange Server 2003はモバイル版OWA (Outlook Mobile Access, OMA) もサポートしている。 Windows Mobile 5.0 AKU2以降では、Exchange Server 2003 SP2組み合わせてプッシュ型電子メールサポートしている。

※この「Exchange Server 2003」の解説は、「Microsoft Exchange Server」の解説の一部です。
「Exchange Server 2003」を含む「Microsoft Exchange Server」の記事については、「Microsoft Exchange Server」の概要を参照ください。

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