E36コンパクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:09 UTC 版)
「BMW・3シリーズ」の記事における「E36コンパクト」の解説
3シリーズのボディ大型化と車両価格上昇に伴って、よりコンパクトでリーズナブルな価格の車種が必要となり生まれたモデル。VWゴルフと同じクラスとなるCセグメントを意識した3ドアハッチバック。モデルコードはE36/5。搭載エンジンは4種。日本市場では装備を追加した“プラス”モデルが存在する。 ボディデザインはE36型のリア部分をカットした意匠が施されており、外観に関して(リアのトランク部分はカットされているのでCピラーまで)E36型そっくりであるが、実際にはコストの関係で先代E30型のシャシーにE36型と同じデザインの外装をかぶせた車両であり、リアサスペンションもE30型に用いられたセミトレーリングアーム式を流用している。 3シリーズ・コンパクトの分類はCセグメントに位置する(3シリーズ・セダンは1ランク上のDセグメントに位置する)。このクラスで後輪駆動(FR)車は数少ない。車型は3ドアハッチバックのみ。完全な2ボックス型ではなく、小さなトランクリッドのあるセミノッチバック(ノッチドハッチバック)である。 1994年3月 316ti、318ti、318tdsが登場。なお、"ti"と称されるのは日産・スカイラインの一部モデルに存在した、"Tiシリーズ"と同じく「Touring international」の略であるとされる。 1995年11月 96年モデルよりバンパーグリルのデザイン変更。 1996年11月 マイナーチェンジ。1997年モデルより車体カラーに合わせたカラードバンパーを採用、サイドステップ、リアスカートのカラーも変更。バンパーグリルのデザイン、キドニーグリルのデザインを小変更。323tiを追加。 グレード製造年エンジン排気量最高出力備考316ti コンパクト 1994年 - 1999年 直列4気筒SOHC 1,596cc 102馬力 (DIN) 316i(E36)に搭載されたM43B16搭載 1999年 - 2000年 1,895cc 105馬力 (DIN) 316i(E46)に搭載されたM43B19搭載 318ti コンパクト 1994年 - 1996年 直列4気筒DOHC 1,796cc 140馬力 (DIN) 318is(E36)に搭載されたM42B18搭載 1996年 - 2000年 1,895cc 318is(E36)に搭載されたM44B19搭載 323ti コンパクト 1996年 - 2000年 直列6気筒DOHC 2,494cc 170馬力 (DIN) 323i(E36)に搭載されたM52B25搭載 318tds コンパクト 1994年 - 2000年 直列4気筒SOHC 1,665cc 90馬力 (DIN) ターボディーゼルM41D17搭載
※この「E36コンパクト」の解説は、「BMW・3シリーズ」の解説の一部です。
「E36コンパクト」を含む「BMW・3シリーズ」の記事については、「BMW・3シリーズ」の概要を参照ください。
- E36コンパクトのページへのリンク