デミオ
スペイン語のmioからの造語で、私の、を意味する。自分流の工夫をして楽しむクルマという気持ちを込めた名前である。1996年8月に初代モデル発売。
フロアパンはレビューのものを利用し、コンパクトな4ドアワゴンに仕立てた。この小ささがユーザーには好まれてヒット作となった。エンジンは1.3Lと1.5Lがあり、駆動方式はFF。ダブルフォールディングの後席をたためば、マウンテンバイク2台が積めるというパッケージングも魅力だった。
98年9月、フロントのデザインを新しくし、新カラー採用。リヤのトレッドを20mm広げ、乗り心地をよくした。
99年12月、大がかりなマイナーチェンジを行った。ラジエーターグリルがほかのマツダ車と同様、5角形のエアインテークに変わった。インテリアのデザインも新しくなった。1.3Lモデルは3速ATから電子制御の4速ATとなったほか、サスペンションを見直して乗り心地、追従性の向上をはかった。ABSは全タイプで標準となり、スタビリティ・コントロールDSCをオプションで注文できるようになった。
2000年9月のマイナーチェンジで、アレッタ(イタリア語で、魅了するの意)と呼ぶ、ややスポーティなモデルを新設した。エンジンは1.5Lでリレーフスポイラーなどエアロパーツを付け、サスペンションも固めてあった。NARDIのステアリングホイールが標準。同時に1.3L車を含めてボディ剛性を高め、センターピラーへの発泡充填材の封入や補強材の追加などにより、側面衝突時の安全性がよりアップし、さらに頭部保護機能付きSRSサイドエアバッグ(オプション)の採用など装備の充実をはかった。
2001年6月、1.3Lエンジン車に若い女性をターゲットにしたピュアレ(英語の。純粋な、からの造語)と、スポーティ感を高めたエアロアクティブ(英語のAeroとActiveからの造語)というモデルを追加。
2002年8月、6年ぶりのモデルチェンジで2代目に生まれ変わった。寸法的にはやや大きくなった。全長3925mm(3800mm、カッコ内は旧型。以下同)、全幅1680mm(1670mm)、全高1530mm(1500mm、新ルーフレール付きとキャンバストップ車は1545mm)という数値がそれを示す。ホイールベースも100mm延びて2490mmに拡大した。グレードが3つ。ベーシックなカジュアル、スポーティな装いのスポルト、イメージモデルのコージー。エンジンは新開発のオールアルミ製4気筒の1.3Lと1.5Lの2種だが、スポルトには1.5L搭載車しかない。そのスポルトはディスチャージヘッドランプ、プライバシーガラス、185/55R15タイヤとアルミホイールが標準で付く。アクティブマチックも選択できる。また、コーシーにはクローズ時にも光を通す電動ホワイトキャンバストップをオプション設定。駆動方式はFFだけで4WDの設定はない。
2003年3月、全モデルがグリーン税制適用の「超-低排出ガス」認定車になった。また、人気の高いオプションパーツを装着した28種類のカタログセレクトモデルを設定、同時に必要なパーツだけを購入できる方法も採用、より選択の自由度が大きくなった。
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