DIS 10646第2版とは? わかりやすく解説

DIS 10646第2版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 15:49 UTC 版)

DIS 10646」の記事における「DIS 10646第2版」の解説

このようなDIS 10646作り直されることになった。このときのDIS 10646作り直しについて、「DIS 10646第1版廃棄されUnicode(を元にした案)に置き換えられた。」とされることもあるが、DIS 10646第1版否決されたものの、否決した投票中には単純にDIS 10646第1版廃案にしてUnicode置き換えるべき」とする意見ではなくDIS 10646第1版Unicodeマージされれば賛成する」という見解多かったため、DIS 10646第1版Unicode1.0)の両方特徴取り入れた新たなDIS 10646作成するになった中でも漢字部分文字選択配置どうするかが問題となったが、この点については中国および1991年1月Unicode Final Draft賛同する企業によって設立されUnicodeコンソーシアム要請により、今後漢字コード方針決めるため、ISO/TC 97/SC 2/WG 2は CJK-JRG (Joint Research Group) と呼ばれるグループ(後のIdeographic Rapporteur Group)を別途設置し、そこで引き続き検討することにした。CJK-JRG各国漢字コードに基づき独自の統合規準定めISO 10646 / Unicode用の統合漢字コード表を作成したCJK-JRG第1回1991年7月22日から24日にかけて東京で、第2回1991年9月17日から19日にかけて北京で、第3回1991年11月25日から29日にかけて香港開催された。 中国は「漢字発祥の国」としてこの会議自身作成した統合漢字表」を提出し、これを元に日本固有の漢字修正追加するという形で最終的な統合漢字表を作成することを提案したが、日本各国が持つ規格漢字表を「部首異な漢字統合しない」などの対等な基準組み合わせて漢字表を統合することを主張したこの中で生まれてきたのが「各国元になる規格別の漢字として扱われている漢字統合漢字表でも別の漢字として取り扱う」という、「原規格分離規則」である。このような議論結果1991年になって各国漢字コードに基づき独自の統合規準定めたISO 10646 / Unicode用の統合漢字コード表が Unified Repertoire and Ordering (URO)として完成した。この初版の表は若干誤り含んでいたため翌1992年若干修正が行われたURO第二版制定された。 1992年5月30日 URO取り込んだDIS 10646第2版が完成した。DIS 10646第2版ではDIS 10646第1版にあった「群 (group)、面 (plane)、区 (row)、点 (cell) 」という構造残されたが、群 (group)については00から7Eのみが使用出来るようになり実質31ビットコードになった。また面 (plane)、区 (row)、点 (cell)については完全に値の制限無くなって00からFFまでの全て使用出来ようになった。また最初の面(第1版では第0群第0面第2版では第20群第20面)を基本多言語面 (BMP) と称する形は残しながらも、BMPUnicodeをそっくり入れその他の群・面は未使用という、実質Unicode同一の2オクテット符号となった

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