ISO/IEC 10646の制定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 15:49 UTC 版)
「DIS 10646」の記事における「ISO/IEC 10646の制定」の解説
1993年5月1日、DIS 10646第2版を元にした「ISO/IEC 10646-1: 1993 Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS) -- Part 1: Architecture and basic Multilingual Plane」が賛成多数で国際規格化された。このISO/IEC 10646は、Unicodeとは文字を割り当てたコードポイントについては完全に一致していたものの、ISO/IEC 10646は基本多言語面以外の面の存在を最初から想定しておりそれらの領域についても「あくまでコードポイントに文字が割り当てられていないために未使用である」という立場をとっていた。この点ISO/IEC 10646はDIS 10646第1版に源流を持つ「群、面、区、点」という構造を受け継いだ31ビットコードであり、あくまで一つの面(BMP)しか持たない16ビットコードであるUnicodeに対していわば「上位互換」の関係にあったため、両者はこの時点で完全に同一のものになったわけではなかった。
※この「ISO/IEC 10646の制定」の解説は、「DIS 10646」の解説の一部です。
「ISO/IEC 10646の制定」を含む「DIS 10646」の記事については、「DIS 10646」の概要を参照ください。
- ISO/IEC 10646の制定のページへのリンク