ISO/IEC 15504 の状況
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ISO/IEC 15504 は以下の点で成功を収めている: ISO/IEC 15504 はISOやIECの規格として使用可能である。 4000以上の評価を行ったと言われている。 自動車産業、宇宙産業などで参考にしている。 Automotive SPICE(自動車産業用)など分野固有モデルがSPICEから派生している。 15504は能力成熟度モデル統合 (CMMI)などの共通部分を定義しているもので、15504とCMMIを直接比較することに意味はない。以下は、15504とCMMIに関連する情報である: 15504はISO から購入しなければならない。日本ではJISは無償で閲覧可能である。ただしモデルのpart5はJISになっていない。Automotive SPICE は下記リンク先で無料ダウンロード可能。CMM や CMMI は無料ダウンロード可能である。 CMMI はアメリカ国防総省などの積極的支援がある。 CMMI はアメリカ合衆国発祥で,欧州や日本の調査の結果,組織が若い米国企業の欠点を補うためにあるため、米国企業で採用しているところが多い。 CMM は ISO/IEC 15504の情報源の一つで、CMMのモデルの作成者も参加してISO/IEC 15504を作ってきた。 CMM は CMMI に置き換わり、ISO/IEC 15504 の考え方と共通部分が多くなった。 CMMIはCMM の長所も残っている。 CMM と同様、ISO/IEC 15504 も当初はソフトウェア開発工程を念頭に置いて策定してきた。しかし、サービスなどの他の文脈への適用は容易で, Part8として審議している。ITILに基づいたプロセス参照モデルの開発が始まっている。さらに様々な文脈での活用手法もある。
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