DIS 10646第1版とは? わかりやすく解説

DIS 10646第1版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/08 15:49 UTC 版)

DIS 10646」の記事における「DIS 10646第1版」の解説

1989年1月ISO 10646の4オクテットコード案の試案DP 10646」が完成した1990年4月ワシントンJTC 1/SC 2で4オクテット案のDIS化が決定し1990年11月に4オクテット案がDIS 10646第1版として完成したDIS 10646第1版は、「ISO 646拡張であり、必要な全ての文字一つ体系収録しようとする」という点では現在のISO 10646と同じであるが、現在のISO 10646よりはるかに既存の(ISO 2022基づいた符号系との互換性重視した改革であった全ての文字を4オクテット32bit)で表現する符号であり、各オクテットそれぞれ群(group)、面(plane)、区 (row)、点(cell)とする。各面にはISO/IEC 2022制御文字領域避けた0x20から0x7Fまでと0xA0から0xFFまでの範囲に文字割り当てることとしその結果合計で(9596)の4乗=1330863361字を収容可能な文字としていた。その範囲ISO/IEC 2022もとづいて国際登録簿に登録され各国文字コード (ISO 646をはじめISO/IEC 8859JIS X 0208GB 2312KS C 5601など) を区点位置そのまま平行移動してそっくり収容するという、従来コード系との互換性最大限尊重した構成とっていた。 このDIS 10646第1版では最初の面である第20群第20面を基本多言語面 (BMP; Basic Multilingual Plane) と称しており、この呼称実態大きく変えながらもDIS 10646第2版においてやはり最初の面である第0群第0面基本多言語面 (BMP) と称することに繋がっており、その名称はISO/IEC 10646にもそのまま受け継がれている。このDIS 10646第1版のBMPの 20203021から20207E7Eまでには日本JIS X 020816区1点から9494点まで 2020B021から2020FE7Eまでには中国GB 231216区以降漢字部分) 2020B0A1から2020FEFEまでには韓国KS C 5601現在のKS X 1001)の16以降それぞれ配置していた。※ 中国韓国領域重なっているように思えるので、検証が必要

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