DEAD BODY and MEMORIES
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 03:52 UTC 版)
「エンバーミング (漫画)」の記事における「DEAD BODY and MEMORIES」の解説
グロース=フランケンシュタイン ポーラールートの領主。ヴィクター=フランケンシュタインの遠縁にあたる人物。ポーラールートの一番上に立つ存在として、人々から敬愛されている。 ジョン=ドゥの正体が「ザ・ワン」であることを知るとリヒターに廃棄を命じるが、その直後「ザ・ワン」として覚醒したジョンに瀕死の重傷を負わされる。 その時の死への恐怖と生への執着から、人造人間に不老不死と永遠の命の法を求め、市政を放り出し、人造人間に必要な死体をポーラールート市民に求め、彼らを生贄として人造人間に強制的に変えるようになった。 自分に取り入ってきた死体卿にポーラールートのすべてを任せ、寝たきり状態になりながらも、死体卿に永遠の命の法ができるかどうかを確認し続けていたが、アシュヒトを処分しようと地下から上がってきたゲバルトと永遠の命を求めて口論の末、激昂して互いに発砲。相討ちとなって死亡した。 コンセプトは『統治者』。 Dr.リヒター(ゲバルト=リヒター) ポーラールートにおける人造人間研究の第一人者でアシュヒトの父親。究極の8体を作り出し、大創造主と呼ばれている。実質ポーラールートのNo.2に位置する人物。どんなに深刻な事態に直面しても、「〜くらいで私の創造は何一つ揺るぎはしない」が口癖だが、それは自身には「それ以外になにもない」という事実の裏返しであり、妻であるダリアと家族を得たことで初めて人間らしい感情を知った弱い男である。 ジョン=ドゥの正体が「ザ・ワン」であることを知ると創造の根源を秘めていることから研究しようと考え、グロースの廃棄命令に抗う。しかし、その直後「ザ・ワン」として覚醒したジョンに重傷を負わされ、顔の半分を失う。 自らが創造した究極の8体はあくまで自分の地位確立と才能披露のための実演(デモンストレーション)程度と考えており、自分の作品であるにも関わらず破壊することにためらいがない。 妻であるダリアの病死をきっかけにして、自分と家族に記憶と人格をそのままに人間を人造人間化する「永遠の命の法」を施して『楽園(エデン)』を作ることを望むようになる。過去との決別を決めたアシュヒトに保存されていた妻とエルム(人間)を破壊されたことで本格的に心の拠り所を失い、アシュヒトを殺して新たな家族を造ろうという破綻した考えに行きつく。アシュヒトを追って地上に上がった先で出くわしたグロースと口論の末、激昂して互いに発砲して相討ちとなる。即死こそしなかったが、助けを求めようにもすでに周囲には誰もおらず、永遠の命の法が失われることを懸念しながら死亡した。 コンセプトは『マッドサイエンティスト』。良い父親にするか悪い父親にするか最後まで迷っていたが、最終的に悪い父親にした。
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