Code Division Multiple Accessとは? わかりやすく解説

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シー‐ディー‐エム‐エー【CDMA】

読み方:しーでぃーえむえー

《code division multiple access》符号分割多重接続無線通信などの利用効率高めるための技術の一。複数利用者信号それぞれ異な符号割り当てて合成し同一周波数帯共有して同時に通信を行う。第三世代携帯電話3G)であるW-CDMAcdmaOneCDMA2000などの通信方式として採用された。


CDMA

フルスペル:Code Division Multiple Access
読み方シーディーエムエー
別名:符号分割多重接続

CDMAとは、無線通信通信方式一つで、発信者の音声信号には符号付けられ、他の発信者の音声信号合成され受信側に送る方式のことである。携帯電話などの無線通信使われる

CDMAでは、発信者のそれぞれ別個のデジタルコードを割り当て合成して1つ信号として送る。コード端末基地局共有し合成した信号再度分解するこうした方式によって、通信システム中間的な簡易化可能になる

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符号分割多元接続

(Code Division Multiple Access から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 02:13 UTC 版)

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多元接続 (FDMA、TDMA、CDMA)

符号分割多元接続(ふごうぶんかつたげんせつぞく、英語: Code Division Multiple Access、CDMA)とは、通信技術の一方式であり、同一の周波数帯域内で2つ以上の複数の通信(多元接続)を行うために用いる技術の総称である。主に直接拡散符号分割多重接続 (DS/CDMA,DS : Direct Sequence)、周波数ホッピング (FH : Frequency-Hopping) の方式に分けられる。

衛星電話などの衛星通信や携帯電話の他、軍事用の暗号通信に用いられている。

携帯電話での方式

CDMA(符号分割多元接続)にはいくつか種類がある。アメリカ合衆国の標準規格はクアルコム社 (QUALCOMM) によって開発された「IS-95」(Interim Standard 95) として知られていた。「IS」とは電気通信工業会英語版 (TIA) によって制定された規格であり、このため「TIA-EIA-95」とも呼ばれる。クアルコム社による「IS-95」のブランド名が「cdmaOne」である。

CDMAはTDMA(Time Division Multiple Access、時分割多元接続)とは違い、いつでも複数の無線接続が可能である。もちろん、多くの接続はそれだけ伝送速度の制約をもたらすが、それでも少ない基地局に対して携帯無線機が多くなった社会においては、TDMAに対して有利な特徴である。北米では、TDMAを使用する「Digital AMPS」(IS-136) 規格と競合の上で、「CDMA2000」と呼ばれるCDMAの規格の一つ「IS-2000」が勝利を収め標準となった。

Cell Breathing

CDMA基地局セルの大きさが、呼吸しているように収縮変化するCDMA特有の現象である。FDMATDMAでは見られない。

CDMAの場合、セル内の携帯電話は同一周波数で通信するため、常に干渉(お互い混信している)状態にあるが、セル内の加入者数が増えて加入者容量の限界に近づいてくると、エリア端に近い局は電波伝播損失が大きいため、基地局に近い局よりも干渉量が大きくなり、基地局との通信が出来なくなる。これは、近いもの勝ちの椅子取りゲームに例えることができるが、この様な事態を避けるため、基地局において端末局の空中線電力を制限する信号を送り、端末局の遠近出力調節をしている。

この現象をマクロで見ると、あたかもセルの大きさが収縮しているように見える。

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