Code Red
Code Redとは、2001年7月に発見されたコンピュータワームである。
Code RedはMicrosoftのWebサーバーソフトウェア「IIS」のセキュリティホールを利用し進入し、自己増殖などの活動を開始する。メモリ上でのみ動作し、ハードディスクに痕跡を残さないという特徴を持っており、発見が非常に困難である反面、システムの再起動による駆除が可能であった。
Code Redの被害が最も拡大したとされる2001年7月19日、Code Redは、9時間で25万台以上のシステムに感染したと言われている。
参照リンク
Code Red ワームに対する警告 - (Microsoft TechNet)
Code Red ワームに関する情報 - (IPA)
ウィルス・ワーム: | Bagle Crowti CryptXXX Code Red Dasher DroidDream ExploreZip |
Code Red
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 04:08 UTC 版)
Code Red(コードレッド)は、2001年7月13日にインターネットで発見されたワームである。マイクロソフトの IIS Webサーバが動作するコンピュータを攻撃した。このワームについて最も深く調査したのは、eEye Digital Security のプログラマ達であった。彼らはワームの名称も決めたが、その由来はソフトドリンク「マウンテンデュー」のチェリー味の商品名(CODE RED)と、このワームに攻撃されたWebサイトで見られた "Hacked By Chinese!" という文字列からの連想である(赤狩り参照)。このワームが出現したのは7月13日だが、被害が拡大したのは2001年7月19日のことだった。この日感染したホスト数は359,000に達した[1]。当日は、世界中のネットワークのトラフィックの急増により、どのサイトへもつながりにくい状態が発生し、唯一インターネットが麻痺した日とされる。
注釈
- ^ このワームのペイロードは 'N' の羅列の後の文字列である。脆弱なホストはこの文字列を命令列として実行してしまう。
出典
- ^ a b Moore, David; Colleen Shannon (2001年?). “The Spread of the Code-Red Worm (CRv2)”. CAIDA Analysis. 2006年10月3日閲覧。
- 1 Code Redとは
- 2 Code Redの概要
- 3 脚注
「Code Red」の例文・使い方・用例・文例
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