CDとカラヤンとは? わかりやすく解説

CDとカラヤン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:06 UTC 版)

ヘルベルト・フォン・カラヤン」の記事における「CDとカラヤン」の解説

CDコンパクトディスク)の記録時間74分」は、カラヤン決めたという俗説がある。CD開発元であるオランダフィリップス社から記録時間どれくらいがよいかと問われたとき、カラヤンは「ベートーヴェン第九が入るようにしてほしい」と要望し、それが通ったという説である。実際は、CD直径決める際、当時普及していたカセットテープ対角線の長さである11.5cmを主張したフィリップスと、12cm主張したソニーとで意見大きく分かれ当時ソニー重役であった大賀典雄調査の末、74収録できればたいていの交響曲およびオペラの1幕はCD1に収まるという結果得て、それを根拠にした。前者ならば録音時間60分、後者ならば74録音できることになる。カラヤン影響については、大賀自身自著否定している。1981年ザルツブルク復活音楽祭で、ヘルベルト・フォン・カラヤン財団が、ソニーフィリップス、ポリグラム・グループと協力し急遽CD生産踏み切る発表している。 カラヤン没後も、生前発売許可されなかった録音や、デジタルリマスタリング施したもの、あるいはザルツブルク音楽祭でのライブ放送録音発掘などで新リリース相次いでいる。中でも1995年発売された『アダージョ・カラヤン』はラテン系諸国中心に大ヒット記録した2006年には、FIFAワールドカップ記念して商品としては未CD化であったヨーロッパ国歌集 ザ・アンセム・アルバム(オリジナルLP1972年の「ヨーロッパ連合国歌集」)」がギリシャ国歌とデンマーク王家の歌である「クリスチャン王は高き帆柱の傍に立ちて」を追加してリリースされた。また、同年には1957年ベルリン・フィル)と1959年ウィーン・フィル)の日本公演収めたDVDリリースされた。2007年12月には1984年10月大阪公演(『ローマの松』ほか)のDVD発売された。2008年には、晩年日本イギリスでの公演などライブ録音CDDVD多数発売された。2010年には、1977年普門館での公演CD発売された。

※この「CDとカラヤン」の解説は、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」の解説の一部です。
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