A BALLADS
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『A BALLADS』 | ||||
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浜崎あゆみ の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1999年 - 2002年 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | avex trax | |||
プロデュース | MAX MATSUURA | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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浜崎あゆみ アルバム 年表 | ||||
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『A BALLADS』(エー・バラーズ)は、日本の歌手・浜崎あゆみの1作目のバラード・ベスト・アルバム(「A BALLADS」の「A」はロゴ表記)。2003年3月12日にavex traxより発売。
解説
ベストアルバムとしては、2001年発売の『A BEST』から、約2年振りのリリースとなる。デビュー5周年を記念してリリースされた[注 1]。
浜崎のベストアルバムで唯一CCCDでリリースされた作品であり、初回限定盤には、4パターンのジャケットが存在する。
デビューした1998年から2002年の4年間に発表されたバラード楽曲の中からファン投票によって選ばれた楽曲に加え、新曲「RAINBOW」と荒井由実のカバー曲の「卒業写真」が収録されている。曲順は投票順に12位から1位を並べただけのものであり、浜崎本人も「(並べただけなのに)ちゃんとしたアルバムとして形が出来ていてビックリした」と語っている。12曲中、7曲の楽曲がリアレンジ、新録音して収録されている。
18年後の2021年4月8日には今作の続編として、『A BALLADS 2』がリリースされた。
収録曲
全作詞: ayumi hamasaki(#14、作詞: Yumi Arai)。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「RAINBOW」 | CREA + D・A・I | CMJK | |
2. | 「appears "HΛL'S Progress"」 | Kazuhito Kikuchi | HΛL (Toshiharu Umezaki、Takehito Shimizu、Yuta Nakano) | |
3. | 「Key 〜eternal tie ver.〜」 | Kunio Tago | Naoto Suzuki | |
4. | 「YOU "northern breeze"」 | Yasuhiko Hoshino | tasuku | |
5. | 「TO BE "2003 ReBirth Mix"」 | D・A・I | Naoto Suzuki、D・A・I | |
6. | 「HANABI」 | CREA + D・A・I | CMJK | |
7. | 「ℳ "HΛL'S Progress"」 | CREA | HΛL | |
8. | 「Dearest」 | CREA + D・A・I | Naoto Suzuki | |
9. | 「Dolls」 | CREA | HΛL | |
10. | 「SEASONS "2003 ReBirth Mix"」 | D・A・I | Naoto Suzuki | |
11. | 「Voyage」 | CREA + D・A・I | Ken Shima | |
12. | 「A Song for ×× "030213 Session #2"」 | Yasuhiko Hoshino | Shingo Kobayashi | |
13. | 「Who... "Across the Universe"」 | Kazuhito Kikuchi | CMJK | |
14. | 「卒業写真」 | Yumi Arai | tasuku | |
合計時間: |
楽曲解説
- RAINBOW
- この曲は、5thアルバム『RAINBOW』の初回盤購入者がインターネット上のみで聴けたインストゥルメンタル楽曲「RAINBOW」が元となっており、その曲を聞いて感じたことの感想や言葉を募集して届いた10万通以上ものメッセージを読みそれらを元に作詞された、完全未発表による新曲。なお、「RAINBOW」の「A」はロゴ表記。2種類のPVが製作されている。
- サウンドのアレンジはCMJKの手によって進められていたが、浜崎本人が「楽曲として成立させるには、まだまだ要素が足りない所がある」と指摘したことを受け、急遽、長尾大とCREAの手によって楽曲の再構築が成されていき、その過程で後半に進むにつれ、暖かみを感じられ、尚且つどんどん盛り上がっていくようなアレンジに変化を遂げさせていったのだと言う。アレンジの中にあるコーラスは、新たなメロディーのデモ製作の際に集まっていた長尾の仲間が試しにコーラスを歌ってデモとして取っておいていたが、非常に臨場感と迫力が強かったため、デモテープのままのアレンジをそのまま採用する事になったと言う[2]。
- 浜崎はこの曲に関して「今までに、ファンみんなの直接的な声を受けて作詞をするって、まだやったことがなかったから、「RAINBOW」の制作が持ち上がった時に「ちょっとやってみようか。」って思ったのが、きっかけだったんだよね。ありがたいことに募集したメッセージが10万通も届いて嬉しかったし、驚いたなとも思って。それを受けていざ、作詞に取り掛かろうと思ってみたら、「まず、どうやって書いていこうかな。」ってすごく悩んで苦労をしたかな。けど、届いたメッセージはしっかりと全て見たいし聴きたいって思って、メッセージを読んでみたら、すごい悲しいことが書かれてあったり、逆に嬉しいこと、色や景色とか、10万人が感じた様々な声が書かれてあって、それを断片的な言葉から1つの詞として繋げていくのは、職業作家の人の方が上手にまとめ上げたり出来るから、どうしてもそれをやるのは自分じゃないなと思ったし、10万人の声の誰か一人だけに主観を置くって事も出来ないし違うなと思ったから。そこで全部のメッセージを読んだ自分自身が、そこから全体を通してどう感じたか、どう思ったかを詞に編んでいって完成させたのがこの曲になるんだよね。」と語っている[2]。
- appears "HΛL'S Progress"
- 11thシングルのアレンジ。人気投票12位。
- 浜崎本人がそのまま収録するのではなく、何かリアレンジしたいとアイディアを出し、オリジナルのアレンジを手掛けたHΛLに2003年(当時)の現在、というテーマを元に生まれる新たなリアレンジを聴かせて欲しいと言う要望により、制作されたのだと言う。
- サブタイトルにもあるようにの“HΛL‘S Progress”とは、「HΛLサウンドのアプローチの進化型」を意味するのだと言う。元々のオリジナルのイメージやニュアンスを残しながらも、新たなサウンドによる新しい側面を見せることができたとの事[2]。
- Key 〜eternal tie ver.〜
- YOU "northern breeze"
- 2ndシングルのアレンジ、新録音。人気投票10位。
- 当初はオリジナルのテイクを生かして、トラックのバランスをトラックダウンし直して再構築したものが完成していたが、浜崎本人が「もう一度リメイクを施したい」と希望を出したことを受け、急遽、作り直したのだと言う。
- オリジナルのイメージを崩さないで尚且つその当時の今の浜崎あゆみを感じて貰えるようにしたいとの意向を受け、リアレンジを施し、サブタイトルにもあるように、"northern breeze"=北欧のそよ風を彷彿とさせるような自然的かつ普遍的なアレンジに仕上げたとの事[2]。
- TO BE "2003 ReBirth Mix"
- HANABI
- ℳ "HΛL'S Progress"
- 19thシングルのアレンジ。人気投票7位。
- 前述の「appears」と同様、HΛLが手掛けるアレンジメントによって生まれ変わると言うコンセプトの元で制作されたもの。オリジナルでは存在しなかったイントロが付加されたものとなっており、浜崎は本作のデモを聞いて、あまりにも壮大なアレンジの施しに思わず笑ってしまったのだと言う[2]。
- Dearest
- 24thシングル。人気投票6位。
- 本作はシングルに収録されている"Acoustic Piano Version"が存在しており、オリジナルと、アコースティックバージョンとどちらを収録するか迷っていたそうで、思案の末、その他の楽曲がリアレンジを施されたり、新録音されたりとオリジナルとは異なった姿に変わっていくのを見て、「この楽曲はオリジナルのまま、収録することにしよう」と言う方向で纏まり、そのままリマスタリングだけを施して収録されたとの事[2]。
- Dolls
- SEASONS "2003 ReBirth Mix"
- Voyage
- A Song for ×× "030213 Session #2"
- 1stアルバム『A Song for ××』の表題曲のアレンジ、新録音。人気投票2位。
- 2001年発売のベスト・アルバム『A BEST』に引き続き、アレンジ、新録音されて収録された。
- 本作の構想が出た時に、早い段階でリメイクを構想していたそうで、そのイメージを形にして仕上げたのがこの曲であったと言い、アレンジ面では、オリジナルではポップチューンとしての側面の強いアレンジであったが、本作ではロックテイストを盛り込んだアレンジに変化させており、本作では、スタジオ形式となっており、ライブツアー等で演奏を担当するバンドメンバーによるセッションで、スタジオでの一発録りのレコーディングスタイルによって完成させたのだと言う。サブタイトルにある“030213 Session #2”は、2003年2月13日のレコーディング、テイク2と言う意味があるとの事[2]。
- Who... "Across the Universe"
- 2ndアルバム『LOVEppears』収録曲のアレンジ、新録音。人気投票1位。
- この曲も「YOU」と同様に、今の浜崎あゆみを取り入れたものにしたいとの意向により、アレンジが進められていったのだそうで、オリジナルでは打ち込み色の強い硬質な印象を受けるアレンジだったが、浜崎は今回ではオリジナルよりも温かみがあって柔らかいものにしたいと希望したことで、新たなアレンジを担当することになったCMJKの手によって1からアレンジを組み立て直して、生演奏のアコースティックピアノや、重厚なコーラスを加えていったり、後半に向けて盛り上がりを見せていくように施され、オリジナルよりも壮大かつドラマチックなアレンジに変化させていったのだと言う[2]。
- 卒業写真
タイアップ
※ シングル曲のタイアップについては、各項目を参照。
その他の収録アルバム
- RAINBOW
収録ライブ映像 (新曲のみ)
- RAINBOW
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary』
- 『ayumi hamasaki BEST LIVE BOX A』(A BALLADS TRACK LIST LIVE)
- 『ayumi hamasaki LIMITED TA LIVE TOUR』(A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2011-2012 A 〜HOTEL Love songs〜』(Party Queen)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2021-2022 A 〜23rd Monster〜』(ayumi hamasaki ASIA TOUR 〜24th Anniversary special@PIA ARENA MM〜)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary』
- 卒業写真
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary』
- 『ayumi hamasaki BEST LIVE BOX A』(A BALLADS TRACK LIST LIVE)
- 『ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2007-2008 Anniversary』
脚注
注釈
出典
外部リンク
「A BALLADS」の例文・使い方・用例・文例
- テストでAをとる
- オールA, 全優
- Apr.はAprilの略語です
- 彼女はいつも試験でAを取る
- その線は点Aでもう一本の線と交差している
- ABC航空をご利用いただきありがとうございます
- A級のミルク
- その辞書をとってくださいto Aの形をとって
- A型肝炎
- 直線ABに平行に線を引きなさい
- 寄贈者の名をABC順に表にした
- 「今学期の成績はどうだった」「かなりいい成績を取ったよ.Aが4つに,Bが2つ」
- Aマイナスの成績
- テープのA面を聞く
- 私の名のつづりはT, H, O, M, A, Sです
- 彼女はまたAから始めた
- ABCタクシーは2年前に開業した
- ビタミンA
- A(の業務)をBにアウトソーシングする
- 私はまず、この点をAmandaに確認します。
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