7年前の事件関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 06:27 UTC 版)
市瀬 孝幸(いちせ たかゆき) 雅史の上司。運送会社社長の甥で縁故採用された。癇症で、躊躇なく立場の弱い者を罵倒する。雅史と口論した日に死亡する。 伊佐山 毅臣(いさやま たけおみ) 大柄で強面の所轄の刑事。43歳。予断こそが事件解決の鍵であると考え、強引な手法で自分が怪しいと当たりをつけた人物を「限りなく黒に近い灰色」の容疑者にしていき、不眠不休の取り調べで自白を引き出す。 谷沢 憲一(やざわ けんいち) 検察官。人に点数を付け、有能か無能かで区別している。無実の人は間違っても自分の犯行だと認めたりしないと考えており、雅史の事件も物証と状況証拠が揃っていて、且つ雅史の自白があったため起訴した。愛妻家として知られており、妻・香織は貿易関係の仕事で度々海外を飛び回っている。 綾部 和久(あやべ かずひさ) 38歳。弁護士。妻と3人の息子がいる。雅史の両親からの依頼で、当番弁護士として雅史の弁護人を務めることになった。雅史の無実の主張を信じず、戦法として有罪を認めた上での情状酌量を訴えた。 ヤクザの秋成が妻を殺害した事件で弁護人を務め、正当防衛という真実を引き出し無罪を勝ち取る。そのことで秋成から様々な優待を受ける。 雨宮 健(あめみや たけし) 事件当夜に、雅史が夜釣りに行った時に着ていたのと同じ灰色のウィンドブレーカーを着た男を目撃したと証言した男性。事件当時20代後半くらいのサラリーマンで、現在妻と生まれたばかりの赤ん坊と暮らしている。 石嶺 亮三(いしみね りょうぞう) 48歳。判事。7年前の事件の一審の裁判長。時間に正確無比で、予定が狂うことを何よりも嫌う。頭の薄さが唯一の弱点だと思っている。同僚や部下から仕事ぶりや生活態度を“マシーン”というあだ名を付けられている。守秘義務を負う職業柄、妻・晴恵との会話は少ない。ある裁判の過程で、晴恵の不貞に気付いてしまう。 岸本 昭典(きしもと あきのり) 7年前の事件の一審の裁判官。雅史が復讐を始める前に、高齢者のアクセル踏み間違え事故で死亡。 田中 義治(たなか よしはる) 7年前の事件の一審の裁判官。ジョギング中に交通事故で死亡。
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