6mmBB弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 15:12 UTC 版)
日本にも輸入されていた、マークスマンなどのアメリカ製エアガン(BBガン)に使用されていたもので、空気銃用の鉛製BB弾がモデル。現在の主流であり、使用する銃の用途や性能によって重量や表面処理にさまざまなバリエーションがある。一般的な製品は0.2gと0.25gで、0.2gのものは秒速100mで射出させた際の銃口におけるエネルギーが1Jジュールと分かりやすいため、威力(運動エネルギー)測定時の基準としてよく使用される。また対象年齢10歳以上のエアソフトガンは低威力のため0.12g~0.17gのBB弾が使用される。 通常弾 プラスチックを球形に成型、研磨したもの。0.12~0.43gの製品があり、標準的な0.2gのものが1個0.2円強、一般的に材質の比重が大きいほど高価格になる。これらは飛距離や精度が異なるため、射撃内容やサバイバルゲームの戦法により、使い分けられる。バイオBB弾と区別する際は「プラ弾」とも呼ばれる。 バイオBB弾 屋外での使用を想定した生分解性プラスチック製で、2~3年で自然に還る。発売当初のものは澱粉製で、太陽光に弱く、精度も通常弾より劣っていた。材質が切り替えられた後も、しばらくの間は1個1円と高価だったが、その後改良され、価格も1個0.5~0.6円まで抑えられるようになった。また地面に放置されても目立たないように茶色や緑色などに着色したり、より環境への影響が少ない材質に変更し、日本国外の環境団体に認証を受けることを試みているものもある。軽量な弾を作ることが材質の性質上困難だったが、2009年に埼玉県のエクセル社が対象年齢10歳以上のエアソフトガンでも使える0.12グラムのバイオ弾を発売した。 撃った後、回収する必要がないので、農作物を荒らす野生生物(猿、野鳥)に農家が対抗するためにも使用されている。 セミバイオBB弾 屋外での使用を想定し、非生分解性プラスチックや石灰質、硝酸バリウムなどで作られたBB弾。価格は通常弾と同等。分解には20年以上かかるため、実際はプラスチック弾とさほど変わらないとも言われている。また生分解性と誤解され、正式なバイオ弾の普及を阻害していると指摘する意見がある。 蓄光弾 蓄蛍光素材でできており、ストロボ発光装置との組み合わせで夜間でも曳光弾のように弾道を認識することができる。また、2004年にはバイオ弾としての性質を兼ね備えたものが登場している。発光装置は消音器を模したものや、弾倉に発光装置を内蔵したものがある。 他に、競技専用の精密BB弾や、摩擦係数を下げるため表面をコーティング加工したデジコンのピッカ弾がある。
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