2000年連邦国勢調査による分析
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「アメリカ合衆国の人種構成と使用言語」の記事における「2000年連邦国勢調査による分析」の解説
2000年の国勢調査における、自己申告による米国15大出自 順位出自延べ数割合— イギリス (1801–1922) 66,224,627 23.3% 1 ドイツ系 42,841,569 15.2% 2 アイルランド系 30,524,799 10.8% 3 アフリカ系 24,903,412 8.8% 4 イングランド系 24,509,692 8.7% 5 アメリカ系 20,188,305 7.2% 6 メキシコ系 18,382,291 6.5% 7 イタリア系 15,638,348 5.6% 8 ポーランド系 8,977,235 3.2% 9 フランス系 8,309,666 3.0% 10 アメリカ先住民 7,876,568 2.8% 11 スコットランド系 4,890,581 1.7% 12 オランダ系 4,541,770 1.6% 13 ノルウェー系 4,477,725 1.6% 14 スコットランド系アイルランド人 4,319,232 1.5% 15 中国系 4,010,114 1.4% その他、ヨーロッパ系0.7%、北ヨーロッパ系0.1%などアメリカの記述同様に不明確なものがあった。アジア系は中国230万人(0.8%)であり、この内訳として、フィリピン系210万人(0.8%)、インド系150万人(0.5%)、韓国系120万人(0.4%)、日系110万人(0.4%)、ベトナム系100万人(0.4%)であった。 出自(民族)の集計では、「1つのみ記入(単一民族)」が58%、「複数記述(混血)」が22%、未記入が20%となっていた。 2000年の集計にはほぼ全民族が網羅されているが、表の数値は出自の延べ数の集計であるため、同数値の合計は総人口より大きな値となる。表の数値は何々系アメリカ人の推定人口やその比率を意味するものではない。この延べ数の集計では、加重評価はされていない(血統の割合の記入は求められていない)。例として、キャメロン・ディアスの場合は父親がスペイン系キューバ人で母親がチェロキー、イングランド、ドイツの血を引くとあり、1/2がスペイン、残りが割合が不明であるが等分するとチェロキー1/6、イングランド1/6、ドイツ1/6となる。ユマ・サーマンのケースでは、父方が苗字からイギリス系と思われるが不詳、母方がドイツとスウェーデンの混血でドイツ1/4、スウェーデン1/4であるが、この2人で記入されるのはスペイン1回(実際は1/4)、チェロキー1回(1/6)、イングランド1回(1/6)、ドイツ2回(1/6+1/4)、スウェーデン1回(1/4)となりこれらが集計される。これらを理解した上で人種・民族などの集計を読む必要がある。 アメリカ合衆国の頁の人種の節や他国版の記事にこれらの数字が何々系アメリカ人の人口と掲載されているが、これは正確な表現ではない。複数の出自の記述はそれぞれで計上されており、あくまで延べ数である。英語版の日系アメリカ人の頁では正確に「日系アメリカ人およびその混血」と記述してある。
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