2代目 EP3型(2001 - 2005年)
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「ホンダ・シビックタイプR」の記事における「2代目 EP3型(2001 - 2005年)」の解説
7代目シビックのフルモデルチェンジから1年後の2001年12月6日に、日本での販売が開始された。コンセプトは"Dangan(弾丸) Hot Hatch"。「ニュー・ブリットフォルム」、「エキサイティング・パフォーマンス」、「セイフティー&エコロジー」をテーマに開発された。イギリスの現地法人「ホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリング(HUM)」のスウィンドン工場で生産された3ドアハッチバックをベースモデルとしており、そこから日本に輸出されるため輸入車扱いとなった。 搭載されるのはK20A型をタイプR向けに開発した「R-spec」エンジンで、スペックは215PS/8,000rpm、20.6kgf・m/7,000rpm。インテグラタイプR(DC5)と同じエンジンながら、排気系の差によって5馬力の違いが生まれている。6速MTはシフトレバーは異色とも言えるインパネに配置されているが、ATモデルと共通の配置にしたことでこのような形状が採用された。 販売ディーラーは通常のシビックと同様のプリモ店で、日本仕様では標準仕様とCパッケージの2グレードが用意された。Cパッケージは標準仕様に加えてオートエアコンやパワーウインドウなどの快適装備が装着され、先代型における「タイプR・X」と同様の位置付けとなる。 2004年1月22日にマイナーチェンジを施行し、平成17年排出ガス規制への適合や、一部装備とカラーリング設定の変更が行われる。後期型の販売台数は約1,000台ほどであり、特にシルバーの販売台数はそのうちの約10%ほどと希少である。 この時期の日本では3ドアハッチバック車の人気は低く、2代目シビックから続いたワンメイクレースも車種がインテグラに変更されたこともあり、あまり注目されなかった。そのため販売台数も4,735台と低迷し、特にマイナーチェンジ後の後期型に至っては1,000台弱と、後に限定販売されたFN2型よりも希少な車となっている。このため他のシビックタイプRと比べて街中で見る機会は極端に少なく、自動車好きでもEP3型の存在を知らない人もいるほどで、「歴代タイプRで最も存在感が薄い」と言われることもある。一方海外では人気が高く、ラリーやツーリングカーレース、特に英国ではBTCCで活躍していた。 2005年9月22日に行われた8代目シビックへのフルモデルチェンジを前にして、2005年8月に輸入を終了した。 後期型フロント 後期型リア エンジンルーム
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